金融庁が仮想通貨交換業者のGMOコインに対する業務改善命令を解除したと、ロイターが13日に複数の関係者の話として伝えた。ロイターによれば、金融庁が交換業者に下した行政処分の解除は、コインチェックに続き2例目。

GMOコインは昨年3月8日に金融庁から業務改善命令を受けた。命令では、業容の拡大等実態に応じた実効性のあるシステムリスク管理態勢の構築に対応するよう求めていた

ロイターによれば、業務改善命令の解除は8日付。金融庁は、処分の理由となったシステム管理態勢について十分な改善が図られたと判断したという。

GMOコインの親会社GMOフィナンシャルホールディングスは先週、18年12月期の決算を発表。GMOコインの前期の売上高は40億円、営業利益は7.2億円となった。GMOフィナンシャルHDの鬼頭弘泰社長は、今後のシェア拡大に向けて取り組む考えを示している。