強気派が勢い取り戻す　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は月曜日に20日間指数平滑移動平均線（EMA、11万1902ドル）を上抜け、強気派の復帰を示唆している。

BTC/USDTペアは50日間単純移動平均線（SMA、11万4920ドル）まで上昇する可能性があり、この水準では弱気派の抵抗が予想される。ただし、強気派が価格を50日SMA以上に押し上げれば、BTCは保ち合いとなり、10万7000ドルから12万4474ドルのレンジ内でしばらく推移する可能性がある。

一方で、現在の水準や50日SMAから急落した場合は、弱気派が主導権を握ろうとしていることを示す。それにより10万7000ドルのサポート割れリスクが高まり、下抜けすれば10万ドルまで下落する恐れがある。

イーサ（ETH）はここ数日、20日EMA（4351ドル）付近で取引されており、強気派と弱気派の間で方向感に欠けている。

下方向では4060ドルが重要なサポートとなる。この水準を割り込んで終値をつけると、利益確定を誘発し、ETH/USDTペアは3745ドル、さらに3350ドルまで下落する可能性がある。

一方、4500ドルを上抜けて終値をつければ、強気派が再び主導権を握ったことを示す。その場合、価格は4956ドルの直上の抵抗を再テストし、ここを突破すれば5500ドルまでの上昇余地が開ける。

XRPは月曜日に20日EMA（2.90ドル）を上抜け、価格は下降トレンドラインに近づいている。

弱気派はこの下降トレンドラインで激しく抵抗するとみられるが、上抜ければ弱気の下降トライアングルパターンが否定される。その場合、弱気派が不利な状況に追い込まれ、XRPの価格は3.40ドルまで押し上げられる可能性がある。

逆に、下降トレンドラインから急落した場合、XRP/USDTペアはしばらくトライアングルの内部に留まる可能性がある。2.73ドルを下抜けると売り圧力が一段と強まるだろう。

ソラナ（SOL）は日曜日に20日EMA（201ドル）から反発し、強気派が押し目を買い続けていることを示した。

強気派は価格を218ドルの抵抗ライン以上に押し上げようとしている。これに成功すれば、SOL/USDTペアは強気の上昇トライアングルパターンを完成させ、240ドル、さらに260ドルへの上昇が視野に入る。

弱気派が218ドルを守り抜き、さらにソラナの価格を50日SMA（189ドル）以下に引き下げれば、上昇が阻止される。その場合、SOLは175ドルまで下落する可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。