アルトコインは保合か 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコインは月曜日に20日移動平均線（EMA：10万6,202ドル）を上回り、強気派が50日単純移動平均線（SMA：10万3,887ドル）を力強く守っていることを示した。

強気派は、価格を11万530ドル、さらに逆三尊パターンのネックラインまで押し上げ、ポジションを強化しようとするだろう。ネックラインを終値で上回れば、この強気のパターンが完成し、目標価格は14万6,892ドルとなる。

一方、売り手側はこれに対抗する構えだ。上値抵抗線を死守し、価格を50日SMAの下に引き戻そうとするだろう。これが成功すれば、BTC/USDTは重要なサポートである10万ドルを再び試す可能性がある。

イーサは土曜日に20日EMA（2,580ドル）を下回って引けたが、弱気派は下落を50日SMA（2,412ドル）まで拡大できなかった。

強気派は価格を再び20日EMAの上に押し戻し、押し目買いの動きがうかがえる。ETH/USDTは2,738ドル、続いて2,879ドルまで上昇する可能性がある。売り手はこの上値ゾーンで抵抗を試みるだろうが、買い手がそのまま突破すれば、3,153ドルまで上昇が続く展開も想定される。

逆に、価格が上値抵抗から急反落すれば、ETH/USDTはしばらくの間、2,879ドル〜2,323ドルのレンジ内での推移となる可能性がある。2,323ドルを終値で下回れば、短期的なトレンドは弱含みに転じる。

XRPは、2ドル〜2.65ドルのレンジ内で推移を続けており、下値では買いが入り、上値では売りが出ている状況が続いている。

このレンジ内の値動きは不規則かつ変動的になる傾向がある。価格が移動平均線の上で維持されれば、XRP/USDTは上値抵抗の2.65ドルを目指す動きとなる可能性がある。売り手は2.65ドルで強く抵抗するだろうが、ここを突破すれば3ドルまでの上昇も見込まれる。

一方、2ドルのサポートを割って終値を付ければ、弱気トレンドへ転じるとみられ、1.61ドルという重要な水準の再テストも想定される。

ソラナ（SOL）は土曜日に140ドルのサポートから反発し、月曜日には移動平均線まで回復。下値では強い買いが入っていることを示している。

移動平均線は横ばい傾向にあり、RSIも中立圏にあることから、SOL/USDTはしばらくの間、140ドル〜185ドルのレンジで推移する可能性が高い。

次の明確なトレンドは、185ドルを突破するか、140ドルを割ることで発生するとみられる。価格が移動平均線から反落し、140ドルを下回れば、110ドルまでの急落もあり得る。一方で、185ドルを突破すれば、210ドル、さらに220ドルまでの上昇が視野に入る。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。