再び11万ドルを奪還できるか 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコインの強気派は、価格を10万9,588ドル以上に押し上げて維持しようとしており、わずかな下落でも買いが入っていることを示している。

上向きの移動平均線と、買われすぎ圏に近いRSI（相対力指数）は、上昇方向への動きが優勢であることを示している。価格が11万1,980ドルを上抜ければ、BTC/USDTペアは13万ドルまで急騰する可能性がある。

下方向で注視すべき重要なサポートは20日EMA（10万4,886ドル）である。この水準を下抜けて終値をつけると、短期の買い手が利益確定に動く可能性があり、そうなると心理的に重要な10万ドルまで下落する恐れがある。この水準では強力な買い支えが予想される。

イーサ（ETH）は5月25日に20日EMA（2,425ドル）から反発し、下値での堅調な需要を示した。

強気派は、再び2,738ドルの障害を突破しようと試みるだろう。これに成功すれば、ETH/USDTペアは3,000ドルまで上昇する可能性がある。2,850ドルで上昇が止められる可能性もあるが、強気派が優勢になると見られる。

現在の水準、あるいは上値抵抗線から価格が反落し、20日EMAを下抜けた場合、強気派の勢いが弱まったことを示す。その場合、2,323ドル、さらに2,111ドルまで下落する可能性がある。

XRPは2.65ドルと2ドルの間で推移しており、買い手と売り手の均衡を示している。

横ばいの20日EMA（2.34ドル）とRSIが中立付近にあることから、強気・弱気どちらにも優位性は見られない。価格が反発し、2.48ドルを突破すれば、強気派は2.65ドルのレジスタンスに再挑戦することになる。これを上抜ければ、XRP/USDTペアは3ドルまで上昇する可能性がある。

一方で、50日SMAを下抜けて終値をつけた場合、2ドルの堅固なサポートまで下落する可能性がある。2ドルは強く防衛されると予想されるが、これを割ると1.61ドルまで沈む恐れがある。

ソラナ（SOL）は5月25日に20日EMA（169ドル）でサポートされ、センチメントが依然として前向きで、トレーダーが小さな下落で買っていることが示された。

強気派は、再び価格を188ドルの上値抵抗線より上に押し上げようとするだろう。これに成功すれば、SOL/USDTペアは210ドル、最終的には220ドルまで上昇する可能性がある。

この上昇を阻止するには、売り手が価格を20日EMAの下に押し下げる必要がある。そうなれば、価格は50日SMA（151ドル）まで急落する可能性がある。この水準は強力なサポートとして機能する可能性が高い。50日SMAで反発が起これば、153ドルから188ドルの間で数日間のレンジ相場になる可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。