ビットコイン価格予測

ビットコイン(BTC)が9万5000ドルの水準を突破したことで、強気派に有利な状況が生まれている。ただし、弱気派がすんなりと引き下がる可能性は低いだろう。

BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

弱気派はBTC価格を9万5000ドル以下に引き戻し、積極的な買い手を罠にはめようとするだろう。もしこの押し下げに成功すれば、BTC/USDTは20日間指数平滑移動平均線(EMA)である9万1391ドルまで下落する可能性がある。この水準は重要なサポートであり、ここでしっかりと反発すれば強気のセンチメントが継続していることを示す。その場合、10万ドル突破の可能性が高まる。10万ドル突破後の次の上値目標は10万7000ドルになる。

一方、短期的にこの強気シナリオが無効となるのは、価格が20日間EMAを割り込んだ場合である。その場合、50日間単純移動平均(SMA)である8万6236ドルまで急落するリスクがある。

イーサ価格予測

イーサ(ETH)は4月30日に20日間EMA(1757ドル)まで下落したものの、強気派がしっかりとこの水準を防衛したことで、下値での需要が確認された。

ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

20日間EMAが緩やかに上昇し、相対力指数(RSI)がプラス圏にあることから、強気派がわずかに優勢であることを示している。価格が1857ドル以上を維持できれば、ETH/USDTは2111ドルまで反発する可能性がある。途中の抵抗水準として1957ドルがあるが、これは突破できる見込みが高い。

この強気見通しが崩れるのは、価格が移動平均線を下回って大きく下落した場合だ。その場合、ETHは1537ドルまで下げる可能性があり、ここでは再び買いが入りやすい水準と見られる。

XRP価格予測

XRPは移動平均線を上回った状態を維持しているものの、反発には勢いが欠けている。

XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

20日間EMA(2.17ドル)は横ばいとなっており、RSIも中立水準付近にあることから、強気派/弱気派のいずれにも明確な優位は見られない。強気派がレジスタンスラインを上抜けて終値を維持できれば、XRP/USDTは3ドルまで上昇する道が開けるだろう。

逆に、移動平均線を下抜けて終値をつけた場合、XRP/USDTは2ドルの強力なサポートまで沈む可能性がある。この2ドルという水準は極めて重要であり、もしここを割り込むと、1.61ドルまで一段安となる恐れがある。

ソラナ価格予測

ソラナ(SOL)は153ドルの水準で引き続き売りに直面しているが、ポジティブな点は強気派が大きく譲歩していない点だ。

SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

20日間EMA(142ドル)が上向きであり、RSIもプラス圏にあることから、強気派が優勢であることを示唆している。強気派が153ドルを突破し、その水準を維持できれば、SOL/USDTは180ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、SOL価格が急落して20日間EMAを割り込んだ場合は、短期的な利益確定のサインと考えられる。その場合、50日間SMA(132ドル)まで下落する展開が想定される。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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