10万ドルがサポートに 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予想

ビットコインは5月12日に10万718ドルから反発し、強気派が心理的節目である10万ドルをサポートに転換しようとしていることを示している。

価格が10万ドルを上回った状態を維持すれば、史上最高値のリテストの可能性が高まる。10万7,000〜10万9,588ドルのゾーンには強いレジスタンスがあるが、これを突破すれば、BTC/USDTは13万ドルまで急騰する可能性がある。

一方で、上値のリスクとしては、20日間指数平滑移動平均（EMA：98,407ドル）を下回る急落が挙げられる。この動きが短期トレーダーの利益確定を誘発すれば、ペアは50日単純移動平均（SMA：89,952ドル）まで下落する可能性がある。

イーサ（ETH）は5月13日に2,550ドルのレジスタンスを突破して急騰したが、高値圏では売りが出ている。

RSIが買われ過ぎの水準に達しており、近い将来に調整か持ち合いの可能性を示唆している。価格が2,550ドルを下回れば、弱気派はETH/USDTを2,400ドルの下に押し下げようとするだろう。もしこれが成功すれば、20日EMA（2,147ドル）まで下落が続く可能性がある。

逆に、2,550ドルで反発すれば、強気派が小幅な下げでも買い向かっていることを意味する。それにより、3,000ドルまでの上昇の可能性が高まる。

XRPの上昇は2.65ドルで抵抗に直面しているが、強気派が弱気派に主導権を渡していない点は好材料だ。

これは、2.65ドルを突破する可能性を高めている。このレジスタンスを上抜ければ、XRP/USDTは3ドルまで上昇する可能性がある。買い手は3〜3.40ドルのゾーンで強い抵抗に直面すると見られる。

下値では、20日EMA（2.32ドル）が重要なサポートとなる。価格が2.65ドルから急落してこの移動平均線を下回れば、弱気派が上昇局面で売りを続けていることを示す。それにより、2.65ドル〜2ドルの間でのレンジ相場に移行する可能性がある。

ソラナ（SOL）は5月13日に180ドルのレジスタンスを突破し、上昇を再開したが、高値圏での維持に苦戦している。

5月14日には、弱気派が価格を180ドル未満に引き戻した。この水準が維持されれば、SOL/USDTは20日EMA（159ドル）まで下落する可能性がある。20日EMAで力強く反発すれば、強気の勢いが依然として健在であることを示す。その場合、強気派は210ドルへの上昇を狙うだろう。

一方、20日EMAを割って終値をつければ、180ドル突破は強気派の罠（ブルトラップ）だった可能性がある。その場合、ペアは153ドルまで下落する恐れがある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。