ビットコイン価格予測
ビットコイン(BTC)の強気派は、9万5000ドルの上抜けに苦戦している。ただし、弱気派に主導権を渡していない点は前向きな材料といえる。強気派は依然として上昇圧力をかけ続けている。
上向きの20日間指数平滑移動平均線(EMA、9万100ドル)と、ポジティブな領域にある相対力指数(RSI)は、強気派の方が優勢であることを示している。9万5000ドルを明確に突破・終値で上回れば、BTC/USDTは心理的節目の10万ドルに向けて急騰する可能性がある。10万ドルでは売り圧力が強まると見られるが、強気派がここを突破できれば、次のターゲットは10万7000ドルとなる。
一方、弱気派は価格を20日間EMAまで引き下げようとするだろう。この水準は短期的には重要サポートとなる。20日間EMAで反発すれば、強気の勢いは保たれるが、ここを下抜けてしまうと、50日間単純移動平均線(SMA、8万5645ドル)まで下落する可能性がある。
イーサ価格予測
イーサ(ETH)は移動平均線付近で下支えされているが、強気派は反発上昇を再開できていない。
1858ドルを明確に上抜け、それを維持できれば、強気派側の優勢が明確になる。ETH/USDTペアは、以前のブレイクダウンレベルである2111ドルまで上昇する可能性がある。2111ドルでは売り圧力が強まる見通しだが、ここを突破できれば、下落トレンドの終了が示唆され、2550ドルまでの急騰も視野に入る。
反対に、価格が下落して移動平均線を下抜けると、レンジ相場の形成につながる。この場合、ETHは当面、2111ドル〜1368ドルの範囲で推移する可能性がある。
XRP価格予測
XRP(XRP)は4月28日にレジスタンスラインから反落し、4月30日には移動平均線を下回った。
XRP価格がさらに下落し、移動平均線を明確に下抜けると、弱気派が主導権を握ったことになる。そうなれば、XRP/USDTペアは重要サポートの2ドルを再び試す展開となる。この水準が崩れれば、次のターゲットは1.61ドルとなる。
一方、上昇方向ではレジスタンスラインが重要な水準となる。強気派がこのラインを上抜ければ、下落トレンドの終了が示唆され、3ドルへの上昇が見込まれる。
ソラナ価格予測
ソラナ(SOL)は153ドルのレジスタンスから反落したが、強気派は20日間EMA(140ドル)以上を維持しようと試みている。
仮に価格が20日間EMAから力強く反発すれば、153ドルの抵抗線を突破する可能性が高まる。これが実現すれば、SOL/USDTペアは勢いを増し、180ドルまで急騰する展開が期待される。
反対に、20日間EMAを下抜けて終値をつけた場合、短期的に強気派がポジションを手仕舞っていることを示唆する。その場合、SOLは50日間SMA(131ドル)まで下落し、110ドル〜153ドルの範囲で保ち合い相場を形成する可能性がある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。