狭いレンジでの攻防続く 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格分析

ビットコイン（BTC）は、20日間指数平滑移動平均線（EMA、8万3463ドル）と200日間単純移動平均（SMA、8万7857ドル）の間で推移しており、強気派と弱気派の激しい攻防が続いている。

もし20日間EMAを下抜けると、売り圧力が強まり、BTC/USDTは7万8500ドル、さらに7万3777ドルまで下落する可能性がある。7万3777ドルは重要なサポート水準であり、強気派が全力で防衛に動くと予想される。この水準を割り込めば、下降トレンド入りのシグナルとなる。

逆に、200日間SMAを明確に上抜けて終値をつければ、調整フェーズの終了が示唆される。そうなれば、9万5000ドル、さらには心理的節目である10万ドルまでの上昇が視野に入る。

イーサ（ETH）は、1368ドルのサポートと1754ドルのレジスタンスの間で推移しており、強気と弱気の間で迷いが見られる展開となっている。

移動平均線の下落基調とネガティブな領域にある相対力指数（RSI）は、弱気派にやや優勢な地合いを示唆している。ETH価格が1471ドルを割り込めば、ETH/USDTは1368ドルまで下落する可能性がある。この水準は強力なサポートとなる。ここを割り込んだ場合には1150ドルまでの一段安もあり得る。

一方、上昇局面では20日間EMA（1676ドル）から1754ドルのレジスタンスゾーンで強い売り圧力が予想される。このゾーンを明確に上抜ければ、2111ドルのブレイクダウン水準までの反発が見込まれる。

弱気派はXRPを2ドルのサポート以下に引き下げることができなかった。これは、より安値では売り圧力が欠如していることがうかがえる。

強気派は反発を狙い、価格を50日間SMA（2.23ドル）まで押し上げようとしている。この水準は短期的に重要ラインであり、突破すればレジスタンスラインまでの上昇余地が開かれる。XRP価格がこのレジスタンスラインを上抜ければ、短期的なトレンド転換の可能性が高まる。

逆に、2ドルのサポートを割り込んだ場合は、主導権が再び弱気派に移り、XRP/USDTは1.72〜1.61ドルのサポートゾーンまで下落する恐れがある。

ソラナ（SOL）は4月16日に20日間EMA（126ドル）から反発し、50日間SMA（130ドル）を上抜けた。これは押し目買いの意欲が強いことを示している。

SOL/USDTは、上値抵抗線となる153ドルまで上昇する可能性があり、ここで強い売りが予想される。このレベルを突破すれば、180ドルまでの一段高も視野に入る。

逆に、強気派は20日間EMAと120ドルのサポートゾーンを防衛する必要がある。このゾーンを割り込むと、上値での売り圧力が強いことが示され、110ドルまでの調整局面に入る可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。