Bybitで利益が出たものの、どうすれば日本円として出金できるのか、その手順が分からずにお困りではないでしょうか。
この記事では、Bybitから初めて出金する方でも迷わないように、具体的な出金方法の手順を画像付きで分かりやすく解説します。また、「出金できない」といった万が一のトラブルにも慌てずに対応できるよう、よくある原因とその解決策も網羅的にご紹介します。
最後まで読めば、Bybitからの出金に関する不安が解消され、大切な利益を安全に日本円として現金化できるようになります。
Bybitの出金方法は2種類!日本円で直接出金はできない
Bybit(バイビット)で得た利益を出金する方法は、主に「仮想通貨出金」と「P2P(ピアツーピア)取引」の2つがあります。まずは、主要な2つの出金方法の違いを比較表で確認してみましょう。
このように、それぞれ特徴が大きく異なります。仮想通貨の扱いに慣れていない初心者の方は、まず国内取引所を経由する「仮想通貨出金」が分かりやすくおすすめです。
一方で、すぐに日本円を手に入れたい場合は「P2P取引」が便利ですが、取引相手とのやり取りが発生するため少し注意が必要です。
なお、どの方法を選んでも、Bybitから直接日本の銀行口座へ日本円を出金することはできない点を覚えておきましょう。
Bybitから出金する前に!必要な準備は3つ
Bybitから利益をスムーズに出金するためには、事前にいくつかの準備を済ませておく必要があります。
いざ出金しようとした時に「エラーが出て進めない」といったトラブルを避けるため、あらかじめ設定や確認を済ませておきましょう。
ここでは、出金前に必ず完了させておくべき3つの必須項目について、それぞれ詳しく解説します。
二段階認証を設定する
Bybitでは、セキュリティを強化するため、出金時に二段階認証が必須となっています。二段階認証を設定していないと、出金リクエスト自体ができないため、必ず事前に設定を済ませておきましょう。
設定には「Google Authenticator」などの認証アプリが必要です。Bybitの公式サイトまたはアプリのセキュリティ設定画面から簡単に設定できます。
出金先のウォレットアドレスを準備する
Bybitから仮想通貨を送金するためには、受け皿となる「ウォレットアドレス」を事前に準備しておく必要があります。最終的に日本円に現金化したい場合は、bitbankなどの日本の仮想通貨取引所の口座を開設しておくことが一般的です。
関連記事:bitbank(ビットバンク)の使い方ガイド、初心者でもわかりやすい!口座開設から入金、出金方法までを解説
出金手続きを始める前に、送金したい仮想通貨が、準備した国内取引所で取り扱われているかを必ず確認してください。もし取り扱いがない場合は、Bybit内で一度ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、どの取引所でも扱っている通貨に交換してから送金しましょう。
メタマスクのような個人ウォレットに送金することも可能ですが、操作に慣れが必要なため、初心者の方はまず国内取引所の口座を利用することをおすすめします。
本人確認(KYC)を完了させる
Bybitからスムーズに出金するためには、事前に本人確認(KYC)を完了させておきましょう。本人確認をしないと、出金に制限がかかってしまいます。各レベルごとの出金上限額は以下の通りです。
表の通り、本人確認をしないと1日の出金上限額が20,000USDT(約300万円)に制限されてしまいます。
ほとんどのユーザーは、身分証明書(運転免許証やパスポートなど)を提出するだけで完了する「レベル1」で十分です。レベル1をクリアすれば、1日の出金上限額が1,000,000USDT(約1.5億円)となり、実質的に上限を気にすることなく出金できます。
手続き自体は5分から10分程度で完了するので、Bybitに登録したらすぐに済ませておくことをおすすめします。
【スマホ・PC別】Bybitからの出金手順を画像で解説
ここからは、実際にBybitから仮想通貨を出金するための具体的な操作手順を解説します。
多くの方が利用する「スマホアプリ」と、大きな画面で操作しやすい「パソコン(ブラウザ版)」の両方の手順を、実際の画像を交えながら分かりやすく説明します。
仮想通貨の送金が初めての方でも、記事の通りに進めれば迷わずに出金できます。ご自身の利用環境に合わせて、読み進めてください。
【スマホアプリ版】仮想通貨の出金手順
まずは、スマホアプリでのBybitからの出金手順を解説します。手順は簡単で、以下の3ステップで終了します。
STEP1:「資産」「出金」の順にタップ
STEP2:仮想通貨を選択し必要事項を入力
STEP3:確定をタップし二段階認証をする
STEP1:「資産」「出金」の順にタップ
ホーム画面で右下の「資産」をタップし、次に「出金」をタップします
STEP2:仮想通貨を選択し必要事項を入力
出金したい仮想通貨を選択、必要事項を入力し「出金」をタップします。
必要事項
アドレス:出金先のアドレスを貼付け
ネットワーク:利用するネットワークを選択
出金額:出金したい金額を入力
仮想通貨の種類によっては、この他にも「タグ」が必要なケースもあります。出金先の国内取引所などで情報をよく確認しましょう。
また、「ネットワーク」に関しては、イーサリアム(ETH)など、複数あるケースがあります。こちらも、出金先の取引所でよく確認してください。ネットワークを間違うと、正常に送金できず、資金が戻ってこない可能性もあるので、重々注意しましょう。
STEP3:確定をタップし二段階認証をする
「確定」をタップし、二段階認証をしてください。以上で、スマホアプリによるBybitからの出金は終了です。
【PC(ブラウザ)版】仮想通貨の出金手順
次にPC(ブラウザ)によるBybitからの出金手順を解説します。PCからの出金も簡単で、以下の5ステップで完了します。
STEP1:ログインして「資産」をクリック
STEP2:「出金」をクリック
STEP3:出金する仮想通貨を選択
STEP4:必要事項を入力して「確定」ボタンをクリック
STEP5:二段階認証を入力する
STEP1:ログインして「資産」をクリック
まずはBybitにログインして、画面右上の「資産」をクリックします
STEP2:「出金」をクリック
出てくるプルダウンから「出金」をクリックします。
STEP3:出金する仮想通貨を選択
出金する仮想通貨を選択してください
STEP4:必要事項を入力して「確定」ボタンをクリック
必要事項を入力して「確定」ボタンをクリックしてください。
必要事項
アドレス:出金先のアドレスを貼付け
ネットワーク:利用するネットワークを選択
出金額:出金したい金額を入力
仮想通貨の種類によっては、この他にも「タグ」が必要なケースもあります。出金先の国内取引所などで情報をよく確認しましょう。
STEP5:二段階認証を入力する
引用:Bybit公式
メール認証とGoogleの二段階認証を入力して「確定」ボタン(画面ではNext Stepの箇所)をクリックして、出金処理は完了です。
手数料を安く抑えるには?Bybitの出金手数料とおすすめ通貨
Bybitから出金する際、多くの人が気になるのが「手数料」です。どの仮想通貨で、どのネットワークを使って送金するかによって、手数料は数千円単位で変わります。
ここでは、主要通貨の出金手数料を一覧で比較し、手数料を最も安く抑えられるおすすめの通貨を解説します。
主要通貨の出金手数料一覧
Bybitの出金手数料は、送金する仮想通貨の種類と、利用するネットワーク(チェーン)によって異なります。主要な仮想通貨の出金手数料を一覧表にまとめましたので、参考にしてください。
表の通り、同じETHやUSDTといった通貨でも、ネットワーク次第で手数料が数倍違うことがわかります。
ただし、手数料が安くても、送金先の取引所やウォレットがそのネットワークに対応していなければ送金できません。出金前には、必ず送金先が対応しているネットワークを確認するようにしましょう。
出金手数料が安いおすすめの仮想通貨は?
結論から言うと、Bybitからの出金で手数料を最も安く抑えたいなら、仮想通貨リップル(XRP)がおすすめです。
出金でXRP(リップル)がおすすめの利用
手数料の安さ
ネットワークが一つ
国内取引所のほとんどで扱える
最大の理由は、送金手数料の安さにあります。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の送金に数百円から数千円かかるのに対し、XRPは100円以下と安価に抑えられます。
また、XRPはbitbankなどの、日本のほとんどの仮想通貨取引所で取り扱われているため、送金後に日本円へ換金する際にスムーズです。
関連記事:bitbank(ビットバンク)の使い方ガイド、初心者でもわかりやすい!口座開設から入金、出金方法までを解説
さらに、XRPのネットワークは一つだけなので、他の通貨のようにネットワークの選択を間違えるリスクが無い点も、初心者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
手数料の安さだけならBEP20ネットワークも選択肢に入りますが、日本の取引所の多くが対応しておらず現実的ではありません。手数料、利便性、安全性のバランスを考えると、XRPが出金に最適な通貨です。
P2P(ピアツーピア)取引を利用した出金方法
Bybitから国内取引所を経由せず、直接日本円を受け取りたい場合に最適なのが「P2P(ピアツーピア)取引」です。
これは、Bybitのプラットフォーム上で、他のユーザーと直接仮想通貨を売買し、代金をPayPayや銀行振込などで受け取る方法です。
ここでは、P2P取引の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、そして実際の操作手順までを分かりやすく解説していきます。
P2P取引とは?
P2P取引とはBybitを仲介役として、ユーザー同士が直接仮想通貨と日本円などの法定通貨を売買する取引方法です。
具体的には、あなたが保有するUSDTなどの仮想通貨を売りに出し、それを買いたい別のユーザーから直接、代金を受け取る仕組みです。
国内の仮想通貨取引所を経由する必要がなく、スピーディーに日本円を手にできるのが大きな特徴です。代金の受け取りは、以下の様な方法があります。
銀行振込
PayPay
ゆうちょ銀行
セブンイレブン(コンビニ払い)
【画像解説】P2P取引で日本円を出金する手順
それではP2P取引の具体的な手順を、画像でみてみましょう。スマホアプリの説明になりますが、PCの手順も基本的に変わりません。
「P2P取引」「販売」の順にタップ
まずは、Bybitにログインし「P2P取引」、「販売」の順にタップします。
販売先を選び「数量」「支払先を追加」を設定
次に、なるべく販売レートの高い販売先を選択し、次の画面で「販売額」を設定、「+支払先を追加」をタップします。
支払先を登録して「販売」をタップ
「+支払先を追加」をタップすると、「銀行振り込み」や「PayPay」などの、支払先を登録する画面になるので、必要事項を入力します。(例ではPayPayを設定)
確認ボタンをタップすると、前の画面に戻るので、支払先が選択した方法になっているのを確認、「販売」ボタンをタップします。(例ではPayPay)
ステータスが「通貨を引き渡し中」になったら「今すぐ送金」をタップ
取引相手が支払いを完了するのを待ちます。相手の支払いが完了したら、ステータスが「支払い待ち」から「通貨を引き渡し中」に変わります。
必ず相手の送金が実際にあったか、PayPayや銀行口座を確認して、入金を確認したら「今すぐ送金」をタップします。以上でP2P取引は完了です。
P2P取引のメリット・デメリット
P2P取引は、すぐに日本円を手にしたい場合にとても便利な方法ですが、個人間取引ならではのメリットとデメリットが存在します。利用を検討する前に、両方の側面をしっかりと理解しておきましょう。
主なメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
最大のメリットは、Bybitに支払う手数料が無料で、かつ迅速に日本円を手にできる点です。銀行振込の際などに振込手数料がかかる場合はありますが、PayPayなどを使えば手数料を完全にゼロにすることも可能です。
一方で、個人間での取引となるため、送金したのに支払いがされないといったトラブルのリスクはゼロではありません。また、取引相手が提示するレートが市場価格と少し離れている場合もあります。
Bybitが仲介に入ってくれるとはいえ、取引相手の評価をしっかり確認するなど、ある程度自己防衛の意識を持って利用することが重要です。
Bybitで出金できない?よくある9つの原因と解決策
Bybitで出金ができない場合、そのほとんどは複雑な問題ではなく、簡単な設定ミスやルールの見落としが原因です。慌てずに原因を一つずつ確認していけば、すぐにご自身で解決できるケースがほとんどです。
ここでは、出金できない時によくある9つの原因と、それぞれの具体的な解決策を詳しく解説していきます。
原因①:二段階認証が設定されていない
Bybitで出金できない最も基本的な原因として、二段階認証が設定されていないケースが挙げられます。
Bybitでは、ユーザーの資産を不正なアクセスから守るため、出金手続きの際に二段階認証を必須としています。この設定が完了していないと、出金申請そのものができない仕様になっています。
もし出金できない場合は、まずセキュリティ設定を確認してみましょう。解決策として、「Google Authenticator」などの認証アプリを使って設定を完了させることです。
原因②:送金・出金に制限がかかる
Bybitで出金できない場合、アカウントの安全性を確保するためにBybit側が一時的に送金・出金を制限している可能性があります。これは、アカウントで不審なアクティビティが検知された際などに発動されるセキュリティ機能です。
この制限がかかっている間は、出金リクエストを送ることができません。制限を解除するには、Bybitのサポートチームに連絡し、指示された手続きを完了させる必要があります。身に覚えがないのに出金できない場合は、一度サポートに問い合わせてみましょう。
原因③:出金先アドレスやタグ・メモの入力ミス
出金手続きが完了しているはずなのに着金しない場合、出金先情報の入力ミスが原因である可能性があります。
仮想通貨のウォレットアドレスは長く複雑な英数字の羅列のため、手入力は絶対に避け、必ずコピー&ペーストで対応しましょう。たった一文字でも間違えてしまうと、送金した資産は失われてしまい、二度と取り戻せなくなる危険性があります。
特に、リップル(XRP)やイオス(EOS)などの特定の通貨では、ウォレットアドレスに加えて「宛先タグ」や「メモ」の入力が必須です。このタグやメモの入力を忘れたり、間違った情報を入力したりすると、出金は正しく処理されません。
出金を実行する前には、入力したアドレスやタグ情報が正確か、複数回確認することを徹底してください。
原因④:ネットワーク(チェーン)の選択ミス
仮想通貨の出金で特に多いのが、ネットワーク(チェーン)の選択ミスです。ネットワークとは、その仮想通貨がどのブロックチェーン上で送金されるかを示す道筋のようなものです。
例えば、同じUSDTという通貨では以下のように、17種類もの異なるネットワークが存在します。
ERC20
TRC20
Arbitrum One
SOL
BEP20
Polygon PoS
OP Mainnet
AVAXC
Mantle Network
KAVAEVM
CELO
TON
APTOS
KAIA
CORN
BERA
HYPEREVM
送金元のBybitで選択したネットワークと、送金先の取引所が受け入れ可能なネットワークが完全に一致していないと、資産が失われてしまうリスクがあるため、細心の注意が必要です。
初めての宛先に送金する際は、まず少額でテスト送金を行い、着金を確認してから本番の金額を送るようにしましょう。
原因⑤:最低出金額に達していない
Bybitで出金できない原因として、意外と見落としがちなのが「最低出金額」です。
Bybitでは、仮想通貨ごとに出金できる最低ラインが設定されており、出金額がこれを下回っているとエラーとなり手続きができません。主要な仮想通貨の最低出金額は以下の通りです。
もし出金したい金額が上記の最低出金額に満たない場合は、出金することができません。その場合は、追加で資金を入金するか、Bybit内で他の通貨に交換するなどして最低出金額を超える必要があります。
原因⑥:出金上限額を超えている
Bybitで一度に多額の出金を行う際、本人確認(KYC)レベルごとに設定された出金上限額を超えていると出金できません。各KYCレベルごとの出金上限額は以下の通りです。
本人確認を済ませていない場合、1日の上限額が20,000 USDT相当と低いため注意が必要です。出金上限額は毎日午前9時(日本時間)にリセットされるため、時間を改めてから再度手続きを行いましょう。
原因⑦:資金が「現物アカウント」以外にある
Bybitから仮想通貨を出金する場合、その資金が「資金調達アカウント」内にある必要があります。Bybitには取引の種類に応じて複数のウォレット(アカウント)が存在し、それぞれ役割が異なります。
例えば、現物取引で得た利益は「現物アカウント」に、デリバティブ取引で得た利益は「デリバティブアカウント」に保管されており、これらのアカウントから直接出金はできません。
もし出金できない場合は、まず資産が出金用の「資金調達アカウント」にあるかを確認してください。
もし無い場合は、出金したい仮想通貨を「振替」機能を使って資金調達アカウントに移動させてから出金処理をしてください。なお、このアカウント間の資金移動に手数料はかかりません。
原因⑧:セキュリティ設定変更後24時間の出金制限
Bybitでは、アカウントのセキュリティを守るため、特定の重要な設定を変更した直後から24時間は出金ができないように制限がかかります。
これは、第三者による不正なアカウント乗っ取りからの資産流出を防ぐための安全措置です。出金制限の対象となる主な操作は以下の通りです。
アカウントパスワードの変更
登録メールアドレスの変更
SMS認証(携帯電話番号)の変更
Google二段階認証の無効化やリセット
これらの操作を行うと、セキュリティ上の理由から自動的に出金がロックされます。もし出金できない場合は、ご自身で直近24時間以内に上記のような設定変更を行っていないか確認してみてください。
この制限は24時間が経過すれば自動的に解除されるため、時間を待ってから再度手続きを行いましょう。
原因⑨:Bybit側のシステムメンテナンス
ユーザー側の操作に問題がないにも関わらず出金できない場合、Bybit側でシステムメンテナンスが実施されている可能性があります。
取引所の機能改善や、特定の仮想通貨のアップグレードが主な理由の一時的な出金機の停止処置です。これはシステムの安定稼働のために必要な措置であり、ユーザー側で対処することはできません。
基本的にはメンテナンスが終了するまで待つしかありませんが、Bybitの公式サイトや公式Xなどで状況が告知されるので、確認してみましょう。
Bybitの出金履歴と出金状況を確認する方法
ここでは、Bybitの出金履歴と出金状況を確認する方法を図解します。スマホアプリの手順になりますが、PC(ブラウザ版)も基本手順は同一です。
「資産」「アカウント」「資産調達」の順にタップ
まずは、ログインして、右下の「資産」をタップします。続けて「アカウント」「資金産調達」の順にタップしてください。
「ノートアイコン」「出金」の順にタップ
次に、右上の「ノートアイコン」、次に「出金」の順にタップします。
出金履歴ページでステータスを確認する
「出金」をタップすると、これまでの出金履歴が一覧表示されます。
ステータスは、以下を参照してください。
TxID(トランザクションID)で送金状況を確認する
より詳しくトランザクションIDを確認したい場合は、確認したい仮想通貨をタップします。(例ではUSDTを選択)
Bybitの出金に関するよくある質問
ここまでBybitの出金方法やルールについて解説してきましたが、「ボーナスの出金」や「税金」など、まだ細かい疑問が残っている方もいるかもしれません。
そこで最後に、Bybitの出金に関して特に多くのユーザーから寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
Bybitの出金にかかる時間はどのくらい?
Bybitの出金にかかる時間は、通常1分から30分程度です。Bybit側の出金処理は迅速で、多くの場合、申請から数分で手続きが完了します。
ただし、ビットコインなどブロックチェーンのネットワークが混雑している場合は、着金までに30分以上かかることもあります。
公式サイトでは最大15分程度と案内されていますが、状況によってはそれ以上かかる可能性も念頭に置いておくと安心です。
引用:Bybit公式
Bybitから日本の取引所に送金できますか?
BybitからCoincheckやbitFlyerといった日本の主要な仮想通貨取引所へ問題なく送金できます。
ただし、一部の取引所ではトラベルルールの関係などからBybitからの入金を受け付けていないため、注意が必要です。
Bybitからの入金がサポートされていない取引所
取引所のルールは今後変更される可能性もあるため、出金手続きを行う前には、念のため送金先の公式サイトで確認しておくと確実です。
出金先アドレスを間違えた場合、送金はキャンセルできますか?
出金履歴のページでステータスが「審査中」と表示されている場合は、キャンセルできる可能性があります。しかし、ステータスが「送金済み」の場合は、送金が完了しているためキャンセルはできません。
万が一、アドレスやタグを間違えて送金してしまった場合は、Bybitのサポートに連絡してみましょう。資産が必ず回収できるとは限りませんが、戻ってくるケースもあります。
送金を実行する前は、アドレスやネットワーク、タグ/メモを入念に確認することが何よりも重要です。
Bybitサポートの入力フォーム
引用:Bybit公式
口座開設ボーナスは出金できますか?
Bybitの口座開設などで受け取ったボーナスそのものを、現金として出金することはできません。ただし、受け取ったボーナスを証拠金としてトレードを行い、そこで得た利益に関しては全額出金することが可能です。
重要な注意点として、一度でも出金手続きを行うと、アカウントに残っている未使用のボーナスがすべて消滅してしまうというルールです。せっかくのボーナスを無駄にしないためにも、出金はボーナスを使い切った後に行うようにしましょう。
利益が出た場合の税金はどうなりますか?
Bybitを含む仮想通貨取引で得た利益は、税金の対象となります。
会社員などの給与所得者の方で、年間の利益が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。申告の際には正確な取引記録が必要になるため、Bybitの取引履歴をエクスポートする機能を活用し、日頃から記録を保管しておきましょう。
税金の計算や確定申告の具体的な方法については複雑な点も多いため、不安な方は税務署や税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
まとめ|Bybitの出金ルールを理解して安全に取引しよう
本記事では、Bybitの出金方法から手数料、出金できない時の原因と対処法までを網羅的に解説しました。
Bybitからの主な出金方法は、国内取引所へ送金する「仮想通貨出金」と、ユーザー間で直接売買する「P2P取引」の2つです。手数料を安く抑えたいならXRP(リップル)での送金が、すぐに日本円を手に入れたい場合はP2P取引がおすすめです。
出金で最も注意すべきは、送金先アドレスやネットワークの入力ミスです。たった一つの間違いで大切な資産を失うリスクがあるため、出金前の確認作業は慎重に行いましょう。
この記事で解説した手順と注意点をしっかり守れば、初心者の方でも迷うことなく、安全かつスムーズにBybitから出金できます。