BTC / USDT

ビットコインは過去数日間、200日間単純移動平均線(45,692ドル)近くで強気派と弱気派の間の激しい争いとなった。弱気派は8月17日に200日SMA以下に引き下げたが、20日間指数移動平均線(44,183ドル)のサポート以下にまで引き下げることはできなかった。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

20日間EMAでの積極的な買いによって、8月19日に200日間SMAを上回るまで価格を押し戻された。20日間EMAの上昇と、買われすぎの領域の近くの相対力指数(RSI)は、強気筋がコントロールしていることを示している。

買い手が48,144ドル以上に価格を維持できた場合、BTCは勢いを増し、51,500ドルにまで上昇する可能性がある。ここで弱気派は再び激しく抵抗することになるだろう。強気筋が200日SMA以下に下落することを阻止できれば、上昇トレンドの継続の見通しを高めるだろう。

51,500ドルを突破できれば、60,000ドルへの上昇を切り開くことになるだろう。この強気な見方は、価格が下落し、45,451.67ドルを下回った場合には無効になる。

ETH / USDT

イーサは8月16日の3,335ドルから下落し、弱気派は8月17日と18日に3,000ドルを下回ろうとした。ETH価格はこのサポートを下回ったが、弱気派は安値を維持できなかった。強気派による強い買いがあったことを示している。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

ETHは8月19日に20日間EMA(2,981ドル)から反発し、強気筋がこのサポートを積極的に守っていることを示唆している。買い手は、3,335ドルの直上のレジスタンス以上に価格を押し上げようとしている。強気派がそれを実行できれば、ETHは4,000ドルに向けて上昇を始めることになるだろう。

逆に、価格が3,335ドルから反落した場合、ETHは再び3,000ドルまで下がり、この狭いレンジ内でさらに数日間保ち合いの展開となるだろう。3,000ドルを下抜けてしまえば、強気派が主導権を失っている最初の兆候だ。その後、ETHは50日間SMA(2,311ドル)まで下落する恐れがある。

XRP / USDT

XRPは下降チャネルの下降トレンドラインと8月13日の直上のレジスタンスである1.07ドルを上回った。弱気派はXRP価格を1.07ドル以下に引き戻そうとしたが、強気派はその試みを失敗させた。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

8月18日の1.07ドルからの強い反発は、強気派がこのレベルをサポートに反転させることに成功したことを示している。XRPは1.70ドルにまで上昇する可能性がある。このレベルは強固なレジスタンスとして機能する可能性があるが、強気派がこのハードルを突破できた場合、XRPは1.96ドルにまで上昇するだろう。

逆に、XRP価格が1.35ドルから反落した場合、弱気派はペアを1.07ドルと20日間EMA(1.01ドル)以下に引き下げようとするだろう。それが成功した場合、XRPは200日SMA(0.84ドル)に下落する恐れがある。そのような動きは、トレーダーが高値でポジションをクローズしたことを示唆する。

BCH / USDT

ビットコインキャッシュ(BCH)は8月13日に200日SMA(651ドル)を上回ったが、強気派はこのアドバンテージを活用できなかった。弱気派は8月17日に200日SMA以下に価格を引き下げたが、20日EMA(613ドル)のサポートを破ることはできなかった。

BCH / USDT日足チャート。出典:TradingView

これでセンチメントがポジティブになり、トレーダーが押し目買いとなったことを示唆するものだ。強気筋は8月19日に価格を200日SMA以上に押し戻し、BCHを714.66ドルに上昇させようとしている。

強気派がこれをやってのければ、BCHは800ドルに、さらに864.28ドルにまで上昇するだろう。一方、BCH価格が現在のレベルまたは直上のレジスタンスから下落し、20日間EMAを下回った場合、BCHは546.83ドルに下落する恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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