BTC/USD

ボリンジャーバンドは、保ち合い(チャート上の楕円部分)の後にトレンドの動きがどのように続いているのかを示すための良い指標である。ビットコイン(BTC)は、2018年12月から19年3月までの4ヶ月間にわたって保ち合いとなっていた。

BTC/USD daily chart. Source: TradingView

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この長い保ち合い期間は上向けになって解決し、2019年6月まで続いた強力なトレンドの動きが始まり、13,973.50ドルを突破した。その後、BTCは何度か保ち合い期間に入ったが、ほとんどの場合、保ち合いは上向きのトレンドをもたらした。

現在の保ち合い期間もまた、強気の動きをもたらす可能性がある。保ち合いが上向きに解決した場合、10,000~10,500ドルのレジスタンスを超えるブレイクの可能性が高くなる。

このような動きは、対称トライアングルのレジスタンスラインの突破を引き起こす可能性があり、これもポジティブな要素の1つとなるだろう。

強気派は10,000~10,500ドルのレジスタンスゾーンを超えてブレイクアウトすることができなかったが、BTC価格はレジスタンス付近で取引されており、これは強気派がポジションを閉じる緊急性がないことを示唆している。

チャートの構造はポジティブだが、トレーディングについて保証はない。したがって、トレーダーはほかの可能性にも注意する必要がある。レンジの方向性が下落方向となれば、非常にネガティブだ。8,130.58ドルのサポートが破られれば、弱気派はさらに大胆になるだろう。

ETH/USD

20日間指数移動平均線(236ドル)は通常、上昇トレンドでのサポートとして機能する。これは、強気派がこのレベルへの反落時に買いを入れるためだ。イーサ(ETH)は現在、216.006~253.556ドルのレンジ内で取引されているが、強気派は20日間EMAを防衛しており、トレンド変化の可能性を示唆している。

ETH/USD daily chart. Source: TradingView

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253.556ドルを突破すれば、288.599ドルをターゲットとする上昇トレンドの再開につながるだろう。ETHが288.599ドルを突破することができれば、320ドルに上昇する可能性が出てくる。

移動平均線は上昇しており、相対力指数(RSI)はポジティブな領域にあり、これは強気派が優勢であることを示唆している。

この強気の見方は、ETHが現在のレベルもしくは直上のレジスタンスから反落して、移動平均線を下抜けてしまえば、無効となる。

XRP/USD

XRPは50日間単純移動平均線(0.19ドル)で反発した。これは地合いが、上昇時の売りから反落での買いに変わっていることを示唆しているため、ポジティブなサインだ。20日間EMA(0.19ドル)は上昇し、RSIは60のレベルを上回っている。これは強気派が復活していることを示唆している。

XRP/USD daily chart. Source: TradingView

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直上のレジスタンスである0.214616ドルを突破できれば、強気のシグナルであり、0.235688ドルまで上昇する可能性を高めるだろう。

しかし、弱気派が0.214616ドルのレジスタンスを防衛した場合、XRPは数日間レンジ内に留まることになるだろう。XRPが移動平均線を下回ってしまえば、弱気のシグナルだ。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は過去4日間、20日間EMA(234ドル)を維持しているが、このサポートから急反発することはできなかった。これは、このレベルで買いを入れる強気派側での緊急性が欠如していることを示唆している。

BCH/USD daily chart. Source: TradingView​​​​​​​

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弱気派は、BCHを20日間EMA以下に沈めようとしている。それが成功した場合、217.55ドルまで下落する恐れがある。

逆に、もし強気派が245.49ドルの直上のレジスタンス以上にBCHを押し上げることができれば、260ドルへ、さらに280.47ドルへ上昇する可能性がある。

2つの移動平均線はフラットであり、RSIは中間付近となっており、これは需要と供給のバランスがあることを示唆している。

LTC/USD

ライトコイン(LTC)は45.3501ドルで厳しいレジスタンスに直面しているが、ポジティブなことは過去数日間、LTC価格が20日間EMA(43.61ドル)を下回ることを許さなかったことだ。

LTC/USD daily chart. Source: TradingView​​​​​​​

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強気派がLTC価格を45.3501ドル以上に引き上げることができる場合、LTCは51ドルまで回復する可能性がある。51ドルは強固なレジスタンスとして機能する可能性がある。LTC価格がこのレベルから反落した場合、さらに数日間にわたってレンジ内での値動きになる可能性がある。

LTCはパフォーマンスが低かったため、買い意欲が欠如しているようだ。LTCが45.3501ドルを上回ることがなければ、20日間EMAを下回り、39~51ドルのレンジの下半分に留まってしまうことになる可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

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