BTC/USDT

ビットコインは、下降チャネルのレジスタンスラインを上抜けた。強気派がチャネルの上で価格を維持できれば、史上最高値の61,825.84ドルを再挑戦する見通しが高まる。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均線(55,090ドル)が上昇に転じ、相対力指数(RSI)が59を超えて上昇していることから、強気派が優勢だ。61,825.84ドルを突破して終値を迎えれば、69,279ドル、さらに79,566ドルへ向けて上昇する。

しかし、弱気派は簡単にはあきらめないだろう。彼らは61,825.84ドルで激しく抵抗する。BTC/USDペアがこのレベルから下落しても、20日EMAの上に留まれば、トレーダーが押し目を買っていることがわかり、センチメントが強気のままであることを示す。

一方で、50日単純移動平均線(52,376ドル)を下回れば、弱気派が優勢になっていることを示す最初のサインとなる。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、コンティニュエーションパターンとして機能するシンメトリカル・トライアングルの内側で取引を続けている。強気派は今日、価格を移動平均線の上に押し上げ、下のレベルでの強い買いを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は今後、トライアングル上辺であるダウントレンドラインの上に、価格を押し上げようとするだろう。もし彼らが成功すれば、ETH/USDペアは2,040.77ドルまで上昇し、その後パターンターゲットである2,618.14ドルまで上昇する。

逆に、ダウントレンドラインから下落に転じた場合、トライアングル内での滞在をさらに数日間延長することになる。

指標は複雑なシグナルを出している。移動平均線がフラットであることは、トライアングル内での値動きを示唆しているが、RSIが57を上回っていることから、勢いは強気に転じているようだ。

XRP/USDT

XRPは、3月27日にはらみ足のローソク足パターンを、3月28日には同時ローソク足を形成した。これは、どちらのローソク足も強気派と弱気派の間での優柔不断さを示している。今日は、強気派が不確定要素を解消しようとしている。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派が0.58ドル以上の価格を推進できれば、XRP/USDペアは0.65ドルまで上昇する可能性が高まる。0.60ドルには小さなレジスタンスがあるが、これは越えられそうだ。上昇している移動平均線と61を超えるRSIは、強気派が有利であることを示唆している。0.65ドルのレジスタンスを上抜けた後は、勢いが増しそうだ。

この想定に反して、現在のレベルから下落に転じて移動平均線を割り込むと、0.42ドルまで下落するかもしれない。

LTC/USDT

ライトコイン(LTC)は、3月24日にシンメトリカル・トライアングルを下抜けたが、弱気派はこの機会を活かせなかった。強気派は3月26日に価格をトライアングルに押し戻したことで、何人かのアグレッシブな弱気派が罠にかかったようだ。

LTC/USDT daily chart. Source: TradingView

3月27日と28日にトライアングルのトレンドラインを守った後、強気派は今日、価格を20日EMA(190.68ドル)の上に押し上げた。今後、価格はトライアングルのレジスタンスラインまで上昇する可能性があるが、ここでは強気派は弱気派からの厳しいレジスタンスを受けることになりそうだ。

もし価格がレジスタンスラインから下落した場合、LTC/USDペアはトライアングル内での滞在をさらに数日間延長する。

しかし、強気派がトライアングルを上回れば、246.96ドルまで上昇し、さらにパターンのターゲットである309ドルまで上昇する可能性がある。この強気の見方は、価格が下落に転じて168ドル以下に急落した場合には無効となる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。