重要サポートはどこか？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格分析

ビットコイン（BTC）は3月28日、レジスタンスラインで反転し、20日間指数平滑移動平均線（EMA：8万5765ドル）を下抜けた。

弱気派は価格を直近のサポートである8万3000ドル以下に引き下げようとしている。もしこの水準を割り込めば、BTC/USDTは8万1000ドル、さらに8万ドルまで下落する可能性がある。強気派側は、7万6606ドルから8万ドルのゾーンで強固に防衛すると見られている。

逆に、強気派が価格をレジスタンスライン以上に押し上げ、それを維持できれば、調整局面の終了を示唆する。50日間単純移動平均線（SMA：8万9346ドル）を終値で上回ることができれば、BTCは9万5000ドル、最終的には心理的節目である10万ドルまで上昇する可能性がある。

イーサ（ETH）は、2111ドルのブレイクダウン水準から反落し、20日間EMA（2032ドル）を下抜けた。これは弱気派が主導権を握っていることを示している。

弱気派側はETH/USDTを1800～1754ドルのサポートゾーンまで押し下げようとするだろう。このゾーンは強力に防衛されると見られており、もし下抜けた場合、下落トレンドが再開する可能性がある。次の下値目標は1550ドル付近となる。

買い手側がETH価格を2111ドル以上に押し戻せば、弱気モメンタムからの転換を示唆する。上昇局面では50日間SMA（2293ドル）が障壁となる可能性があるが、これを突破すれば、ペアは2550ドルに向けて上昇するだろう。

XRPは3月26日に反落し、移動平均線を下抜けた。これは、わずかな上昇でも売りが出る展開が続いていることを示している。

弱気派は価格を重要なサポートである2ドルまで押し下げようとするだろう。この水準は強力に防衛されるだろうが、もし2ドルを割り込んだ場合、弱気のヘッド＆ショルダーパターンが完成し、XRP/USDTは1.27ドルまで急落する恐れがある。

一方で、2ドルのサポートから力強く反発すれば、XRPはしばらく三角持ち合いの中で推移する可能性がある。レジスタンスラインを上抜けて終値をつけた場合、強気派が主導権を取り戻すことになる。

ソラナ（SOL）は3月28日、20日間EMA（136ドル）を下抜けた。これは、強気派の需要が不足していることを示している。

弱気派は価格を120～110ドルのサポートゾーンまで押し下げようとするだろう。このゾーンは強力に防衛されると見られており、もし割り込んで終値をつければ、80ドルに向けた下落トレンドが再開する可能性がある。

逆に、上昇局面では50日間SMA（153ドル）が重要な抵抗となるだろう。この水準を上抜ければ、SOL/USDTは110ドル付近で底を形成した可能性があり、180ドルまでの上昇が視野に入る。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。