ビットコイン価格分析
ビットコインはレジスタンスラインで売り圧力に直面しているが、強気派が20日指数移動平均(EMA、85,825ドル)を下回らせていない点は前向きな兆候である。
BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
20日EMAが横ばいとなり、相対力指数(RSI)が中立水準付近にあることから、わずかに強気派が優勢であることが示唆される。価格が50日単純移動平均(SMA、89,787ドル)を上抜けて終値をつければ、調整局面の終了が示される可能性がある。この場合、BTC/USDTペアは95,000ドルまで上昇し、最終的には重要なレジスタンスである100,000ドルに達するだろう。
これとは反対に、価格が下落し20日EMAを割り込めば、強気派が持ちこたえられなかったことを示す。それにより同ペアは83,000ドル、さらに80,000ドルまで下げる可能性がある。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)の回復は、2,111ドルのブレイクダウン水準で強い抵抗に直面しており、弱気派が優位を手放していないことを示している。
ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
価格がさらに下落し1,937ドルを割り込むと、弱気派が2,111ドルをレジスタンスに転換しようとしていることが示される。その場合、ETH/USDTペアは1,800ドルまで下落する可能性がある。
この弱気シナリオは、価格が反転し2,111ドルを上抜けた場合には無効となる。その場合、50日SMA(2,325ドル)まで上昇し、さらに2,550ドルまでの上昇が見込まれる。このような動きは、1,754ドルで短期的な底を形成した可能性を示すことになる。
XRP価格分析
XRPは20日EMA(2.39ドル)でサポートを得ようとしており、強気派が押し目買いをしていることが示されている。
XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
価格が20日EMAから反発すれば、強気派は価格をレジスタンスラインまで押し上げようとするだろう。価格がレジスタンスラインから急反落し、移動平均線を下回った場合は、弱気派が依然として主導権を握っていることを示す。その場合、XRP/USDTペアはしばらくの間、レジスタンスラインと2ドルの間で推移する可能性がある。
レジスタンスラインを上抜けて終値をつければ、買い手が主導権を握ることになる。同ペアは3ドルまで上昇し、最終的には3.40ドルに達する可能性がある。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)は3月24日に20日EMA(136ドル)を上抜けて終値をつけ、反発局面の始まりを示している。
SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
50日SMA(155ドル)がレジスタンスとして機能する可能性があるが、強気派がこれを突破すれば、SOL/USDTペアは180ドルまで上昇するだろう。売り手は180ドル水準を積極的に守ると予想される。価格が180ドルから急反落し、20日EMAを下回れば、近い将来のレンジ形成の可能性が示される。その場合、同ペアは110ドル〜180ドルの間での持ち合いが続くとみられる。
一方で、買い手が価格を180ドル以上に押し上げれば、同ペアは110ドル〜260ドルの大きなレンジの上限に向けた動きを開始した可能性がある。