ビットコイン

ビットコインは3月23日にインサイドデイのローソク足パターンを形成し、強気派と弱気派の間の不確実性を示している。強 気派は上昇を伸ばしたがっているが、弱気派はそれを容認しない雰囲気である。そのため、価格は小さなレンジ内にとどまっている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

一般に、高値圏でのタイトな保ち合いは、トレーダーが上昇トレンドの継続を予想しているため、急いで利益を確定していないことを示している。20日間指数平滑移動平均線(25,595ドル)の上昇と、相対力指数(RSI)が買われすぎの領域にあることから、強気派が主導権を握っていることがわかる。

価格が26,500ドルから力強く反発した場合、強気派は再び次の上昇を始めようとするだろう。そうなれば、価格は30,000ドル、そして32,500ドルへまで上昇する可能性がある。

逆に、25,250ドルのサポートを下回ってしまえば、ブルトラップとなる可能性があるため、引き続き重要なレベルとである。サポートを下回った場合、BTC/USDTペアは、200日間単純移動平均線(20,095ドル)まで下落する恐れがある。

イーサリアム

イーサ(ETH)は、3月23日に直上のレジスタンスである1,842ドルを上回ったが、ローソク足の長いヒゲに見られるように、強気派はブレイクアウトを維持することができなかった。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、価格を20日間EMA(1,693ドル)に引き下げることで、ポジションを強化しようとしている。ここは引き続き下落局面において注意すべき重要なレベルだ。

ETHがこの水準から反発した場合、トレーダーは引き続き20日間EMAまでの下値を買い場と見ていることがわかる。その後、強気派は再び直上のハードルを突破し、価格を2,000ドルへと飛躍させようとするだろう。

このポジティブな見方は、ETH価格が20日間EMA以下に急落してしまえば、短期的には否定されてしまうだろう。その場合、価格は1,600ドル、そして1,461ドルまで引き下がる恐れがある。

XRP

XRPは、3月22日と23日に連続したインサイドデイのローソク足パターンを形成し、強気派と弱気派の 間の不確実性を示  ていた。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派にとって小さなプラス材料は、過去3日間、200日間 SMA(0.40ドル)の防衛に成功したことだ。このことは、200日間 SMAが新たなフロアとして機能する可能性を示唆してい る。

急激な値 動きの後には価格が数日間保ち合いとなる傾向があり、その後、 トレンドの動きが再開されることもある。この場合、強気派は、上昇トレンドを再開させるために、価格を0.51ドル以上に押し上げる必要がある 。逆に下落局面では、移動平均線を割り込んでしまった場合、0.36ドルを再び試す展開になるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。