BTC/USD
ビットコインは、3月13日に史上最高値の61,825.84ドルを更新したが、この上昇トレンドはトレーダーのさらなる買いを惹きつけなかった。トレーダーは上昇後に利益を計上し、価格は今日、ブレイクアウトのレベルである58,341.03ドルを下回った。
しかし、ポジティブな点としては、強気派がまだ20日指数移動平均線（53,231ドル）を守ろうとしていることだ。価格が20日EMAから反発すれば、強気派は価格を61,825.84ドル以上に押し上げようとするだろう。これが成功すれば、72,112ドルへの上昇トレンドが始まる可能性がある。
移動平均線が上向きに傾斜していることは強気派に有利だが、相対力指数（RSI）の負のダイバージェンスは、強気派の勢いが弱まっていることを示唆している。BTC/USDペアが20日EMAを下回れば、弱気派はチャンスと見るだろう。
下降局面での次のサポートは、50日単純移動平均線（46,504ドル）、そして重要な安値である43,006.77ドルとなる。
ETH/USD
イーサ（ETH）は3月13日に急上昇したが、勢いを維持することができず、史上最高値の2,040.77ドルを再テストした格好となった。これにより、トレーダーの利益確定を呼び込んだ可能性があり、20日EMA（1,729ドル）まで下落している。
弱気派がこの機会を利用し、価格を移動平均線の下に沈めれば、売りが強まる可能性がある。そうなると、1,455ドルまで下落し、さらに重要なサポートである1,289ドルまで下落するかもしれない。
20日EMAはフラットで、RSIは53を下回っていることから、需要と供給のバランスが取れていることが示されている。
この見解は、ETH/USDペアが移動平均線から反発し、史上最高値を超えて急上昇すれば否定される。これにより、2,614ドルに達する可能性のある上昇トレンドが始まる可能性がある。
XRP/USD
XRPは、3月13日に20日EMA（0.45ドル）を上回ろうとしたが失敗した。これは弱気派が優位になっていることを示している。弱気派が価格を0.42ドル以下に沈めることができれば、0.35ドルまで下落する可能性がある。
20日EMAはわずかに下に傾斜しており、RSIはマイナス領域で取引されている。これは弱気派にわずかな優位性があることを示唆している。
この弱気な見方は、強気派が価格を0.50ドルの直上のレジスタンスの上に押し上げることができれば否定される。このような動きは、XRP/USDペアを0.65ドルに押し上げようとする強気派を惹きつける可能性があるだろう。
LTC/USD
ライトコイン（LTC）は、3月12日に205.18ドルを突破した後、3月13日にもその勢いを維持したが、強気派は246.96ドルを再テストできなかった230ドルから下降に転じており、これはトレーダーが上昇時にポジションを解消していることを示している。
弱気派は価格を20日EMA（197ドル）の下に引き戻そうとしているが、強気派はこれを守ろうとしている。20日EMAがフラットで、RSIが52付近にあることは、需要と供給のバランスを示唆している。
この均衡は、246.96ドル以上に価格を押し上げることができれば、強気派に有利に傾く。逆に、LTC/USDペアが上昇トレンドラインをブレイクして下値で閉じた場合は、弱気派が優勢になるだろう。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ（BCH）は、3月13日に560ドルのレジスタンスを超えて急上昇したが、強気派はこのブレイクアウトを維持できなかった。3月14日に価格はすぐに反転し、弱気派がブレイクアウトレベルである560ドルの下に引きずり戻した。
この急激な反転は、BCH/USDペアが631.71ドル、そして745ドルまで上昇すると予想していたアグレッシブな強気派を罠にかけた可能性がある。もし価格が50日SMA（528ドル）を下回って持続するならば、480ドル、そして440ドルへの下落の可能性が高まる。
移動平均線がフラットでRSIがちょうど中間点より下にあることから、需要と供給のバランスが取れていることがわかる。
609ドル以上に推し進めることができれば強気派が優勢となり、440ドルを割り込むと弱気派が優勢となるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
