BTC/USDT

ビットコイン価格は、10日に200日SMA(19,717ドル)から反発し、21,480ドルを上抜けた後、回復の勢いが増した。これは、下値が買い手を引きつけていることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は上昇を続け、3月13日にレジスタンスである22,800ドルを突破した。これにより、25,250ドルの強力な上値抵抗線の再テストへの道が開かれた。買い手がこの壁を乗り越えた場合、BTC/USDTペアは積極的なショートカバーが見られるだろう。その結果、価格は30,000ドルに上昇する可能性がある。

逆に、価格が直上のレジスタンスから下降に転じた場合、200日SMAと25,250ドルの間でしばらく推移する可能性がある。このような動きはポジティブなサインとなり、直上のレジスタンスを上抜けする見込みが高まる。価格が下降に転じ、200日SMAを割り込むと、このポジティブな見方は無効となる。

ETH/USDT

イーサは、1352ドル付近のサポートから反発し、下値での積極的な買いを示した。強気派が価格を1,461ドル以上に押し戻した後、回復が強まった。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

ETH/USDTペアは、3月12日に20日EMA(1,565ドル)を再び上回り、強気派が市場に復帰していることを示した。買い手は次に、リリーフラリーを直上のレジスタンスである1,743ドルまで伸ばそうとするだろう。

20日EMAが横ばい推移で、RSIがプラス圏にあることから、モメンタムは強気派に有利であることがうかがえる。もし、買い手が1,743ドルの抵抗を乗り越えれば、同ペアは心理的なレベルである2,000ドルまで急騰する可能性がある。

XRP/USDT

XRPはここ数日、0.36ドルの強力なサポート付近で固まりつつある。通常、サポート付近のタイトなコンソリデーションは、下落につながる。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

下降している20日EMA(0.37ドル)とRSIがともにマイナス圏にあることから、弱気派に有利であることがわかる。

現在のレベルから下降に転じ、0.36ドル以下で取引を終えた場合、XRP/USDTペアは、下降チャネルパターンのサポートラインまで下落する可能性がある。買い手は、0.33ドル付近のサポートを守る可能性が高い。

あるいは、チャネルを上抜けし終値が0.33ドルを超えた場合、弱気派の勢いが衰えたことを示す最初のサインとなる。その後、同ペアは200日SMA(0.39ドル)、さらに0.43ドルへと上昇する可能性がある。