BTC/USDT

ビットコインは20日指数移動平均(EMA:41,493ドル)から反発を試みている。これは、センチメントがポジティブに転じ、トレーダーが押し目で買っていることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は、45,821ドルのオーバーヘッドレジスタンスを超えて価格を押し上げ、維持しようとする。彼これが成功すれば、BTC/USDTペアは強気の逆三尊パターンを完成させる。

同ペアは、まず50,000ドルの心理的レベルまで上昇し、このレベルを超えると、52,088ドルの強固なレジスタンスに到達する可能性がある。

この想定に反して、価格が現在のレベルまたはオーバーヘッドレジスタンスから下降に転じた場合、弱気派が引き続き上昇時に売り込んでいることを示唆することになる。その場合、同ペアは39,600ドルまで下落する可能性がある。弱気派が優位に立つには、このサポートより下に価格を引き下げる必要がある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は2月11日に20日EMA(2934ドル)を割り込み、下降チャネルに再突入したことは、高値で売られたことを示している。過去2日間、20日EMAに張り付いていることが小さなポジティブ要因だ。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

フラットな20日EMAと中間より僅かに下にある相対力指数(RSI)は、需給バランスが均衡であることを示唆する。価格が20日EMAを上抜け、維持された場合、買い手はETH/USDTペアを3283.66ドルから3411.43ドルのレジスタンスゾーンの上に押し上げるために試みるだろう。

成功すれば、同ペアは逆三尊パターンを完成させることになる。この反転セットアップには、4,408ドルに目標値が設定されている。

一方、価格が再び頭上のレジスタンスから下降に転じた場合、弱気派による上昇時の売りが継続することを示唆することになる。その場合、2,652ドルの強力なサポートまで下落する可能性が高まる。

XRP/USDT

リップル(XRP)のブレイクアウトレベルの0.75ドルからの急反発は、0.85ドルから下げに転じたことで、弱気派が上昇で売っていることを示した。弱気派は今後、0.75ドル以下に価格を引き込もうとする。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

もしこれに成功すれば、下値で買ったトレーダーや0.75ドルの上抜けで買ったトレーダーが出口に殺到し、売りが強まる可能性がある。そうなると、XRP/USDTのペアは0.65ドル、そして0.60ドルまで下落するかもしれない。

一方、価格が現在のレベルから上昇するか、0.75ドルから反発した場合、ブレイクアウトレベル付近で強気派が蓄積していることを示唆することになる。買い手はその後、0.85ドルから0.91ドルのレジスタンスゾーンを超えて価格を押し上げ、上昇を再開させようとする。