BTC/USD

ビットコイン(BTC)は11月10日に強気派と弱気派との間で力が拮抗しているようだったが、11日には強気派が価格を16,000ドルのレジスタンスを超えて押し上げようと動き出した。

 出典: TradingView

強気派が16,000ドルの突破に成功した場合、BTCは17,200ドルを次のターゲットとするだろう。このレベルは、BTCが史上最高値を再び試す前の最後の障壁となる可能性がある。

上昇する移動平均線と買われ過ぎの領域にある相対力指数(RSI)は、強気派が主導権を握っていることを示唆している。

逆に、BTC価格が16,000ドル以上を維持できない場合、BTCはさらに数日間は14,000ドルと16,000ドルのレンジに留まる可能性がある。20日間EMA(14,242ドル)を下回ってしまえば、最初の弱気のサインとなる。

ETH/USD

イーサ(ETH)は11月8日から10日までの3日間、保ち合いの展開となっていた。この不確実性は、上昇の方向で解決した。これは強気派が売りを吸収し、優位性を確立したことを示唆している。

 出典: TradingView

強気派がレジスタンスラインを超えた状態を維持できた場合、弱気の見方は無効となる。これにより、488.134ドルの直上のレジスタンスを再びテストすることになるだろう。488.134ドルを突破できれば、上昇トレンドが再開する可能性がある。

上昇の最初のターゲットは520ドルだ。ETHがこのレベルを突破できれば、次のターゲットは550ドルだ。上昇している移動平均線とポジティブの領域にあるRSIは、強気派が主導権を握っていることを示唆している。

逆に、ETH価格が現在のレベルから反落し、20日間EMA(418ドル)を下回った場合、弱気派が積極的に防衛していることを示している。弱気派は次に50日間SMAが位置する382ドルまで引き下げようとするだろう。

XRP/USD

強気派は11月10日に0.26ドルの直上のレジスタンスを超えてXRPを押し上げたが、これを維持することができなかった。これは、より高値では売りを呼ぶことを示唆しているが、ポジティブなことは、強気派が価格の下落を移動平均線で食い止めたことだ。

 出典: TradingView

レジスタンスレベルの突破を繰り返せば、レジスタスが弱まっていく傾向がある。強気派は現在、XRPを0.26ドル以上に押し上げようとしている。これが成功した場合、新たな上昇トレンドが期待できる。

上昇の最初のターゲットは0.30ドルだ。ポジティブな領域にあるRSIと上昇する20日間EMA(0.248ドル)は、強気派が優勢であることを示唆している。

XRPが現在のレベルから反落し、移動平均線を下回った場合、この前向きな見方は無効となる。そうなった場合、XRPは0.2295ドルまで下落する恐れがある。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は、20日間EMA(257ドル)からの反落に苦戦している。これは、BCHが280ドルを超えることに確信が持てないため、このレベルで強気派による買いが欠如していることを示唆している。

出典: TradingView

RSIは弱気のダイバージェンスとなっており、勢いが弱まっている可能性を示唆している。20日間EMAを下抜けた場合、BCHは50日間SMA(245ドル)まで下落し、さらに231ドルまで下落する可能性がある。

BCHが現在のレベルから反発し、272~280ドルのレジスタンスゾーンを超えた場合、この弱気な見方は無効となる。フラットな20日間EMAと中間に近いRSIは、短期的にはレンジ内の値動きとなる可能性を示唆している。

LTC/USD

ライトコイン(LTC)は20日間EMA(56.75ドル)で反発した。これは、センチメントが引き続きポジティブであり、強気派が押し目買いしていることを示唆している。強気派は現在、64ドル以上に押し上げようとしている。

 出典: TradingView

トレーダーは、RSIが対称トライアングルを形成している。トライアングルのブレイクアウトは、64ドルを超える可能性を高め、トライアングルを下回った場合、価格が20日間EMA以下まで落ちる可能性がある。

現在、上昇する移動平均線とポジティブな領域にあるRSIは、強気派が優勢であることを示唆している。56.50ドルのサポートが失われた場合には、この状況は弱気派が有利にシフトする恐れがある。このような動きはLTCを51ドルまで引き下げる可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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