BTC/USD

ビットコイン(BTC)は強力な上昇トレンドにあり、トレーダーはより深い調整を待つことなく押し目買いを行っている。12月31日の足の長い同時線パターンのローソク足は、弱気派が調整を開始しようとしたが、強気派が積極的に押し目買いをしていることを示唆している。

 出典: TradingView

しかし、過去数日間の力強い上昇により、相対力指数(RSI)は買われ過ぎの領域のに深く押し込まれている。これは、BTCが3万ドル付近で保ち合いもしくは調整に直面する可能性があることを示している。

この想定に反して、強気派が3万ドルを超えてBTC価格を押し上げた場合、BTCは上昇を続け、3万7000ドルまで上昇する可能性がある。しかし、上昇だけが続けば、下落のリスクが高まることになるだろう。

BTC価格がもし3万ドルから反落すれば、BTCは20日間指数平滑移動平均線(2万4842ドル)まで下落する可能性がある。このレベルから強く反発すれば、上昇トレンドが依然として続いていることを示唆することになるが、20日間EMAを下回れば、50日間SMA(2万614ドル)まで下落する恐れがある。

ETH/USD

イーサ(ETH)は過去数日間、750ドル近くでレジスタンスに直面しているが、ポジティブな兆候は、強気派がいまだ諦めていないことだ。これは、上昇トレンドの再開を期待しており、トレーダーが積極的に利益を確定していないことを示唆している。

出典: TradingView

強気派が750ドルを超えて価格を押し上げることができた場合、ETHは800ドルまで上昇するだろう。800ドルで弱気派は再び上昇トレンドを失速させようとする可能性がある。移動平均線が上昇しており、RSIは買われ過ぎの領域にあるが、これは強気派が優勢であることを示している。

しかし、ETHが717ドルを下回れば、調整は20日間EMA(663ドル)まで進む可能性がある。ETHがこのサポートから反発した場合、強気のセンチメントが維持され、トレーダーが押し目買いをしたことを示すものとなる。

逆に、20日間EMAを下回ってしまえば、トレーダーが押し目買いをせずに積極的に利益を確定させていることを示すことにある。そうなれば、より深い調整につながる恐れがある。

XRP/USD

XRPは12月30日と31日にローソク足はコマパターンを形成していた。これは強気派と弱気派の間の力が拮抗していることを示唆している。その後、XRPは1月1日に上昇ラリーを開始した。

出典: TradingView

強い下降トレンドでは、トレーダーは値動きを使用してショートポジションを確立したり、ロングポジションを閉じることになる。移動平均線が下降しており、RSIが買われ過ぎの領域にあることは、弱気派が主導権を握っていることを示している。

したがって、現在の上昇の試みは、20日間EMA(0.357ドル)で強いレジスタンスに直面する可能性がある。XRP価格がこのレジスタンスから反落した場合、弱気派は下降トレンドを再開させようとするだろう。XRPが0.172536ドル以下に下落してしまえば、XRPは0.10ドルまで下落する恐れがある。

強気派が20日間EMA以上に価格を押し上げれば、この弱気な見方は無効となる。そのような動きは、売りが尽きたことを示唆し、数日間はレンジ内での値動きとなる可能性がある。

LTC/USD

ライトコイン(LTC)は過去数日間、124.1278ドルを上回っている。これは強気派がこの価格をサポートに反転させようとしていることを示している。上昇する移動平均線とポジティブな領域にあるRSIは、強気派が主導権を握っていることを示している。

出典: TradingView

強気派が140ドルのレジスタンスを超えて価格を押し上げることができた場合、LTCは上昇トレンドを再開することになるだろう。弱気派は150ドルの心理的なレジスタンスで上昇を失速させようとするだろうが、このレベルを突破できれば、上昇は160ドルにまで達する可能性がある。

逆に、弱気派が124.1278ドル以下に沈めた場合、LTCは20日間EMA(113.79ドル)まで下落する恐れがある。

LTCが20日間EMAから反発した場合、強気派は再び上昇トレンドを再開させようとするだろう。ただし、20日間MEAを下回ってしまえば、50日間SMA(91.96ドル)まで調整する可能性も出てくる。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は、12月28日に370ドルの直上のレジスタンスから下落し、12月31日に353ドルのサポートを下回った。強気派は現在、20日間EMA(323ドル)以上を維持しようとしている。

出典: TradingView

BCH価格が現在のレベルから反発した場合、強気派は再び370ドル以上に引き上げようとする。上昇する移動平均線とポジティブな領域にあるRSIは、強気派が優勢であることを示している。

370ドルを突破してそれを維持できれば、上昇を再開する端緒になるだろう。そうなれば、BCHは430ドル、500ドルまで上昇する可能性がある。弱気派が20日間EMA以下にBCHを沈めた場合、このポジティブな見方は無効となり、BCHはレンジ内での値動きとなるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

 

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