オーストラリアのパワーレッジャーは12日、関西電力(KEPCO)と共同でブロックチェーン基盤の電力売買取引プラットフォームの実証実験を行ったと発表した。

太陽光発電によって生じた余剰電力を直接取引するテストで、成功すれば、余剰電力をピア2ピアで自律的に直接取引ができるようになる。仮想通貨による決済も含まれる。

関西電力の担当者は、「商業化に向けた関連法律など多くの課題はある」としつつも、「パワーレッジャーは、生産者であり消費者であるプロシューマーが余剰電力をさらに有利な価格で販売することができる、消費者はより安価に購入できる、という素晴らしい機会を提示してくれた」と述べている。

日本での再生エネルギー関連の動きとしては、丸紅が先月、リトアニアの再生可能エネルギーを売買できるオークションプラットフォームの開発企業「ウィー・パワー」との提携を発表している。ウィー・パワーのプラットフォームはイーサリアム(ETH)ブロックチェーンを基盤とするほか、多数の再生可能エネルギー導入案件が見込めるオーストラリアにおいて事業化を進めるとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版