仮想通貨予測プラットフォームのポリマーケットは、決済プラットフォームのムーンペイと提携し、ユーザー向けの決済オプションを拡充した。これは、米国大統領選挙に関する取引が盛り上がる中で、ポリマーケットの取引量が記録的な水準に達したことを受けたものだ。
ムーンペイの7月24日の発表によれば、ポリマーケットのユーザーがデビットカードやクレジットカード、Apple Pay、Google Pay、銀行振込などの決済方法を利用できるようになった。また、PayPalアカウントを使用して仮想通貨を購入することも可能だという。さらに、ムーンペイのWeb3マーケティングエージェンシーであるアザーライフもブランド戦略などでポリマーケットをサポートする。
ムーンペイの共同創設者兼CEOであ
るイヴァン・ソト-ライト氏は「主要な決済方法を使用してポリマーケットのユーザーが仮想通貨を購入できるようにすることで、この非常に人気のあるマーケットプレイスのユーザー体験を向上させるだけでなく、分散型プラットフォームの採用もさらに促進される」と述べた。「このコラボレーションは、シンプルな統合が 日常生活でのデジタル資産の利用方法を根本的に変える力を持っていることを力強く示している」と語った。Duneアナリティクスによると、ポリマーケットの7月の取引量は2億6000万ドルを超え、6月の1億1100万ドルから2倍以上に増加した。発表によれば、2024年の開始以来、ポリマーケットでは約5億6860万ドルの取引が行われた。ポリマーケットの取引量の急増は、米国大統領選挙の結果に賭ける投機家の動きが影響している。
現在、約3億7000万ドルが米国大統領選挙への賭けに投じられており、元大統領で共和党候補のドナルド・トランプ氏が63%、現副大統領のカマラ・ハリス氏が33%の確率で勝利すると見られている。残りの3%は、元ファーストレディのミシェル・オバマ氏となっている。

ポリマーケットは5月、ピーター・ティール氏のファウンダーズファンドが主導する7000万ドルのシリーズB資金調達ラウンドを完了した。この資金調達ラウンドには、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏も参加している。
7月の報道によれば、ポリマーケットは著名な選挙アナリストのネイト・シルバー氏をアドバイザーとして迎えている。