米国のバイデン大統領と共和党候補者のドナルド・トランプ氏にインスパイアされたミームコインが、最初の大統領討論会で両者が対決した中、最大53%の下落を記録した。

トランプ氏をテーマにしたTRUMPトークンは、6月27日午後9時(米東部時間)の討論会開始の約20分前から下落を始めた。その後24.6%下落して現在の価格は7.23ドルとなった

コインゲッコーのデータによると、バイデン氏をテーマにしたミームコインのBODENトークンはさらに大きな打撃を受け、6月27日の高値0.17ドルから53%下落し、討論会直後には0.08ドルにまで落ち込んだ。その後、0.091ドルまで部分的に回復している。

BODEN’s change in price over the last 24 hours. Source: CoinGecko

スーパートランプ(STRUMP)やベビートランプ(BABYTRUMP)も、討論会後に二桁の下落をみせた。

トランプ氏とバイデン氏は主に経済、移民、外交、中絶に関する問題について討論した。どちらの発言者も仮想通貨については言及せず、モデレーターもこのトピックを取り上げなかった。一方で仮想通貨業界を支援する3つの特別政治行動委員会(スーパーPAC)が2024年の選挙に影響を与えるために2億ドル以上を集めている。

Top 10 largest PolitiFi memecoins by market cap and their price changes over the last 1 hour, 24 hours and 7 days. Source: CoinGecko

PolitiFiコインの価格下落にもかかわらず、ビットコイン(BTC)は90分間の討論会中に1.1%上昇した

予測市場プラットフォーム「プレディクトイット」のデータによると、討論会を受けてトランプ氏の大統領選勝利の可能性は上昇し、バイデン氏の勝利の可能性は急落した。討論会を視聴した人々は、バイデン氏がいくつかの回答でつまずき、いくつかの発言がおぼつかなかった点を懸念したようだ。トランプ氏の勝利の可能性は0.53ドルから0.63ドルに上昇し、バイデン氏の可能性は0.48ドルから0.37ドルに急落した。

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