オペラは24日、仮想通貨ウォレットを内蔵したウェブブラウザの「Labs」ベータ版を公開する。コインテレグラフが入手した情報から分かった。

オペラは8月はじめにデスクトップ用のブラウザに仮想通貨ウォレットを内蔵すると発表。新しいブラウザは24日にプライベート・ベータテスト向けに公開する。

入手した情報によると、新しいバージョンでは、アンドロイド携帯を使用して、ユーザーのコンピュータ上でWeb3.0と分散型アプリケーション(DApp)のトランザクションを認証できるようにする。したがって、「Labs」は、オペラが今年7月に発表したアンドロイド向けブラウザのベータ版と完全に相互運用が可能になる。

オペラはユーザーが新しいウォレットを設定する必要がなく、携帯電話のハードウェアにウォレットキーを安全に保管できると強調している。モバイルとデスクトップがペアとなったシステムは、携帯のシステムロックを利用して、トークンの送金とDAppの利用の両方を指紋認証で安全に行うことができるという。

モバイルアプリと同様、デスクトップのクラインとでは「デジタル・コレクション」をサポートする。クリプトキティーズや野球カードのような、代替不可能なデジタルな「モノ」をオペラのユーザー間で送ることができる

8月に発表されているように、オペラのモバイルとデスクトップのウォレットは、ユーザーの既存のウォレットモバイルアプリとQRコードを読み込むことで繋ぐ。このシステムはオペラが数年間、デスクトップーモバイルアプリをシンクロする際に利用しているシステムだ。

今年7月には、エレクトロニクス大手のHTCが仮想通貨ウォレットとクリプトキティーズを内蔵したスマートフォン「HTCエクソダス」を年内にリリースするとのニュースが報じられている。