大手仮想通貨(暗号資産)取引所OKExは、アルゼンチンペソ(ARS)、ブラジルレアル(BRL)、メキシコペソ(MXN)の3つの法定通貨のサポートを始め、ラテンアメリカの仮想通貨市場に参入する。

7月3日の発表によると、OKExのユーザーは、銀行振込でラテンアメリカの3通貨を入金し、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)といった仮想通貨を購入することができる。

OKExが決済企業と提携

OKExはセトル・ネットワーク(Sette Network)と呼ぶデジタル決済企業と提携し、これらの機能を導入することができた。セトル・ネットワークはラテンアメリカを中心にデジタル決済ネットワークを展開している。新しいサービスはセトル・ネットワークの独自プロダクト「Latamex」を通じて提供される。

OKExのジェイ・ハオCEOは、この提携でラテンアメリカ市場で仮想通貨と法定通貨の垣根を下げることができると強調する。現在はBTCとETHのみの対応だが、今後より多くの仮想通貨を追加するとしている。

バイナンスも19年に同様の機能を導入

OKExは、セトル・ネットワークのLatamexを実装する最初の取引所ではない。大手取引所バイナンス(Binance)も昨年12月にセトル・ネットワークと提携し、同様の機能を提供している。バイナンスではBTCとETHに加え、バイナンスの独自仮想通貨バイナンスコイン(BNB)と、独自ステーブルコインのバイナンスUSD(BUSD)にも対応している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン