4月末から続いているニューヨーク州の司法長官とビットフィネックス/テザーの裁判で、1日、ニューヨーク州の司法長官のオフィスは裁判所に新たな文書を提出した。今回は、ビットフィネックスとテザー側に要求している情報は「簡単に」開示できるはずだと主張した。
ニューヨーク州の司法長官は、テザーの発行量、償還量、顧客の講座、納税書、ビットフィネックスへの出金リクエストといった情報は「責任ある」取引所なら「簡単に」開示できるはずと述べた。
また、ビットフィネックスが提出文書を揃える費用として50万ドル(約5370万円)以上かかり「修復不可能な被害」を被ったと主張していることについて、ニューヨーク州の司法長官は前例からそのような費用は「修復不可能な損害」に該当しないと主張した。
4月25日、ニューヨーク州の司法長官は、ビットフィネックスが8億5000万ドルの損失を補填するためにテザーを使っていたとして訴追していた。
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ニューヨーク州の司法長官とビットフィネックス/テザーの裁判とビットコインの価格に相関関係があるという見方も出ている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版