ビットコインは過去1週間で約6%下落した。ソーシャルメディアでは、中国株とビットコインとの相関関係を指摘し、新型ウィルス肺炎の影響を主張する声が出ている。

ツイッターでは@LightCryptoが、中国株とビットコインの値動きを分析し、中国株の影響がビットコインに及んだのではないかとの分析を披露している

過去1週間の値動きを見ると、ビットコインと中国株は相関しているように振舞っている。

「中国のコロナウィルス主導のリスクオフが、中国株、そしてビットコインを覆っている。イラン危機との相関が、今は中国株だ。もしこれが正しいならば、ビットコインは今やグローバルなステージに立ったということになる」

Bitcoin vs. Chinese equities

(出典: Light/ Twitter 白線が中国株、緑線がビットコイン)

中国政府は武漢などの都市を封鎖し、新型肺炎を封じ込めようとしているが、その影響は中国以外にも及んでいる。

OANDAのマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は、中国の新型肺炎によって逃避資金は仮想通貨ではなく債券市場に流れると分析している

さらにビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、今週末から始まる春節(旧正月)でビットコインのボラティリティと取引高は急減するとツイート。春節効果がビットコインに及ぶとみている。

ただ仮想通貨トレーダーのアレックス・クルーガー氏は春節前後のビットコイン価格の過去の推移をまとめているが、「特別なことは何もない」とコメントしている

クルーガー氏のまとめでは、春節の間にビットコインは1日あたり平均0.6%プラス。春節前の3日間は1.6%プラス、春節前の5日間は1.1%プラスであり、春節による悪影響は見られていない。

編集・翻訳 コインテレグラフジャパン

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