ナイジェリアで中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるeNairaが急速に普及している。現在同国でインフレが進行する中で現地通貨が不足していることが背景にある。ブルームバーグが伝えた。

中央銀行の政策により現在同国に流通している現金供給は3.2兆ナイラから1兆ナイラに減少この減少を補うためナイジェリアは100億以上のeNairaを発行した

もともと現金が取引の約90%を占めるナイジェリアだが、eNairaが導入された18か月前と比較して取引の額は63%増の220億ナイラ(約4億7500万ドル)となっている。

ナイジェリア中央銀行のゴドウィン・エメフィエレ総裁によれば、CBDCウォレットの総数は2022年10月と比較して12倍以上に増え、現在1300万に達しているという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン