仮想通貨取引所コインベースは独自の非代替性トークン(NFT)プラットフォームを間もなく開始する予定だ。同社のブライアン・アームストロングCEOは、NFTがコインべースの今後のビジネスにおいて重要だと強調した。
ブルームバーグはコインベースの決算説明会でのアームストロング氏の発言を報じている。同氏はNFT事業が現在のコインベースの仮想通貨事業と同程度かそれ以上の存在になる可能性があると語った。
「私たちはNFTに非常に興奮している。これは将来、仮想通貨にとって非常に大きな領域となるだろう。そして現在既にそうなっている」とアームストロング氏は語った。
コインベースは10月、ユーザーがイーサリアムベースのNFTを取引できるようにするため、独自のNFTプラットフォームを立ち上げる計画を発表した。このサービスでは、すべてのNFTをオンチェーンで提供することで、クリエイターが「分散型コントラクトとメタデータの透明性を通じて」自分のアートワークを管理できるようになるという。
コインベースは年内にもNFTプラットフォームを立ち上げる予定であり、既に多くのユーザーが事前登録を行っている。事前登録サイトが開設されて、わずか数日で100万人以上がサインアップした。申請者の数は増加し続けており、コインベースによれば、既に登録を求めるメールが250万件あったという。
NFTプラットフォームを計画しているグローバルな仮想通貨取引所はコインベースだけではない。大手仮想通貨取引所FTXは、今年9月にNFTマーケットプレイスを開始している。また大手取引所のバイナンスは、6月に独自のプラットフォームをデビューさせた。