カナダのビットコイン(BTC)投資家は、BTCの暴落に賭けることができるようになった。
4月14日の発表によれば、カナダのホライゾンETFsマネジメントは2つのビットコインETFの立ち上げを発表した。
インバース型ETFが登場
既にビットコインETFの分野ではパイオニアとなっているカナダは、ビットコインの価格上昇だけでなく、逆方向の価格下落にも賭けることができる最初のファンドにゴーサインを出すことになった。
BetaPro Inverse Bitcoin ETF (BITI)と呼ばれるファンドは、投資家がビットコイン先物をショートできるようにする。ホライゾンの幹部は、弱気なセンチメントよりも価格のボラティリティを捉えるための方法として、このファンドを説明している。
もう1つのBetaPro Bitcoin ETF (HBIT)は、より伝統的な意味でショートの機会を補完するものとして機能するという。
ホライゾンETFsの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ホーキンス氏は、「ビットコインには二極化した見方があり、その結果、資産クラスの強気と弱気の両方のケースについて強い確信を持った投資家がいる」と指摘している。
「HBITとBITIの立ち上げにおける私たちの目標は、投資家がビットコイン先物のリターンに流動的なアクセスを持てるようにする投資ツールを提供し、見通しと信念に基づいて資産クラスのロングもしくはショートする機能を提供することだ」
ETFへの熱烈な需要
ビットコインが史上最高値を更新し、機関投資家の関心が高まっている。
今週、ビットコイン先物への建玉が過去最高に達した。ビットコイン先物の建玉は、コインベースのナスダック上場に先立ち、250億ドルに達した。

それにもかかわらず、グレイスケールのビットコイントラスト(GBTC)は、スポット価格に比べてマイナスプレミアムとなっており、15日には約14.3%のディスカウントとなって取引されている。
米国の規制当局は、まだビットコインETFを承認しておらず、ビットコインETF市場ではカナダが確固たる優位性を築いている。
今年2月にデビューしたカナダのパーパスビットコインETFは、現在14億カナダドル(約11.2億ドル)の資産を保有している。
