ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリ)」で有名なdouble jump.tokyoは、30日、新作ブロックチェーンゲーム「ブレイブ フロンティア ヒーローズ(ブレヒロ)」のサービスを開始した

double jump.tokyoは、エイリム社が所有する「ブレイブ フロンティア(ブレフロ)」のIP・クリエイティブとマイクリで培った技術とノウハウを融合し、ブロックチェーンを使った新たなゲームの楽しみ方を提供する。

新作のブレヒロでは、ブレフロのキャラクターやアイテムがブロックチェーン技術によってプレイヤーの資産となる。従来のゲームではゲーム会社がキャラクターやアイテムを所有・管理をするのが一般的だが、ブロックチェーン技術を使うことでプレイヤー自身が資産として管理できるようになる。

また、キャラクターやアイテムの発行数が限定されることで希少性が生まることになる。

さらにアセットはプレイヤー間での譲渡や売買、異なるゲーム間での相互利用も可能だ。例えば、ブレヒロのスフィアがマイクリのエクステとして使える。

ブレヒロ内での通貨は「ゼル」と呼ばれ、仮想通貨イーサ(ETH)で購入が可能。今回の新作リリースに伴い、購入者全員にゼルが20%増量して付与されるほか、25人に1人の割合でイーサの半額分が還元される。キャンペーン期間は、1月30日~2月6日14時頃となっている。

対応端末は、iPhoneとアンドロイドの専用アプリでPCではChromeやOperaなどのブラウザだ。

ブレフロは、エイリムが2013年7月にリリースしたスマートフォン向け本格RPG。“ド派手に動く”ドットアニメーションと王道ファンタジーの世界を舞台に世界で幅広く利用者を引きつけており、シリーズ全体で世界合計3800万DLを記録している。

エイリムの代表取締役社長である高橋英士氏は、「ブロックチェーンというシステムとゲームは、そう遠くない未来に当たり前のものとなっていくと思 いますが、本作がその先駆けのひとつとなることができたら嬉しいです」とコメントした。

また、double jump.tokyoの上野広伸代表取締役社長は、「日本先行で盛り上がりつつあるブロックチェーンゲーム業界において、世界的に有名なスマホRPGである『ブレイブ フロンティア』を活用したゲームタイトルをリリースすることは、業界のさらなる 発展に寄与するものと確信しています」と話した。

マイクリは、2018年11月にdouble jump.tokyoがリリースしたブロックチェーンゲーム。2019年12月時点でイーサリアムベースのブロックチェーンゲームの中ではプレイヤー数が世界一となっている。

double jump.tokyoは、オンラインゲームの開発運営を手がけるgumiが出資している。

【関連記事:「所有権をユーザーに」ブロックチェーンゲームのサンドボックス、ダッシュボード立ち上げ | 日本のゲーム会社との提携も示唆【独自】

【関連記事:英プレミアリーグの「マンチェスターシティ」、韓国のブロックチェーンゲーム会社と提携 ゲーム上に選手のキャラが登場

【関連記事:米NBAがブロックチェーンゲームに参戦 「クリプトキティ―ズ」のDapperと提携

【関連記事:米半導体大手AMD、ブロックチェーンゲームの世界に参戦 開発企業と提携

【関連記事:80年代の人気ゲームをブロックチェーンで復活へ マイクロソフトなどが仕掛ける

【関連記事:F1公式とタイアップのブロックチェーンゲーム「F1デルタタイム」、NFTオークションを開催へ