マイケル・セイラー氏率いるビットコイン(BTC)保有企業ストラテジーは、新たに397BTCを約4560万ドルで購入した。ただし、同社の買い付けペースは積極的な取得期と比べて鈍化している。
米証券取引委員会(SEC)への提出文書によれば、マイクロストラテジーは先週、1BTCあたり平均価格11万4771ドルで計397BTC(4560万ドル相当)を取得した。
これにより、同社のビットコイン保有量は合計64万1205BTCとなり、平均取得単価7万4047ドルで、総額474億9000万ドルに達した。年初来の含み益は26.1%に上ると、同社はXで報告した。
前週には390BTC(4330万ドル相当)を購入しており、10月全体での取得量は778BTCと、近年でもっとも少ない月の1つとなった。比較すると、9月には3526BTCを取得しており、10月の約1.8倍にあたる。
機関投資家需要の減速がBTC回復を抑制か
アナリストらは、ストラテジーの買い付けペースの鈍化がビットコイン価格の回復を妨げる可能性を警告している。
分析プラットフォームのクリプトクオントによると、2025年のビットコイン需要を支えてきた主な牽引役はストラテジーと米国の現物ビットコインETFだ。
クリプトクオントは、これらの主体が再び大規模な買いを再開しない限り、ビットコイン価格が以前の高値を回復することは難しいと予測している。
クリプトクオントの創業者兼CEOのキ・ヨンジュ氏は日曜のX投稿で次のように述べた。
「現在の需要は主にETFとストラテジーに支えられているが、どちらも最近は買いが鈍化している。これらのチャネルが回復すれば、市場のモメンタムも戻るだろう。」
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