フェイスブックとインスタグラムのユーザーは、ウォレットをリンクさせることで、NFT(非代替性トークン)やデジタルコレクティブルを自分のアカウントに投稿することができる。

フェイスブックの親会社メタは8月29日、5月10日のブログ投稿をアップデートし、FBの約29億人のユーザーがデジタルコレクティブルとNFTを共有する機能を持つことになると発表している。この発表は8月4日のアップデートに続くもので、メタは100カ国のインスタユーザーがFlowブロックチェーン上でミントされたデジタルコレクティブル、またはイーサリアムやポリゴンのブロックチェーンをサポートするウォレットからインスタのアカウントに投稿できるようになるとしている。

Source: Meta

「フェイスブックとインスタグラムでデジタルコレクティブルを展開するのに伴い、フェイスブックとインスタグラムの両方で所有しているデジタルコレクティブルを投稿できる機能を提供し始めた」とメタは説明している。「これにより、人々はデジタルウォレットをいずれかのアプリに一度接続するだけで、デジタルコレクティブルを両方で共有することができるようになる」。

デジタルウォレットをフェイスブックやインスタグラムに接続するのは、サードパーティのブラウザ経由ではなく、アプリに限定されるようだ。しかし、メタのアプリがインストールされているスマートフォンすべてにNFTのリーチを広げれば、ソーシャルメディア大手にとってさらなる収益や採用につながる可能性があるだろう。

メタは2月、世界中の規制当局からの反発を受け、独自のステーブルコインの計画を断念したものの、マーク・ザッカーバーグCEOは、デジタル資産分野には最大で数兆ドルを稼ぐ「巨大な機会」があると語っていた。