ミームコイン市場の時価総額が、7月以来の水準まで落ち込んでいる。選手金曜日の仮想通貨市場全体の急落による損失からの回復が進まず、ミーム系トークンの勢いが鈍化している状況だ。

コインマーケットキャップのデータによると、ミームコイン市場の時価総額は先週土曜日に440億ドルまで下落し、前日の720億ドルから約40%の急落を記録した。日曜日には530億ドルまでわずかに反発したが、この水準はソラナ系ミームコインの熱狂が始まる前、7月の水準と同程度である。

過去4か月間、ミームコイン市場は600億ドル以上を維持し、ソラナやBNBチェーンの勢いを背景に個人投資家の関心が高い状態が続いていた。しかし、今回の急落でその流れに変化が生じた形だ。記事執筆時点では時価総額は570億ドル付近にとどまり、直近の好調期からは大きく下回っている。

過去7日間のミームコイン時価総額チャート. Source: CoinMarketCap

主要ミームコインが市場崩壊から立ち直れず

コインマーケットキャップによると、上位10銘柄のミームコインが市場全体の約82%を占めており、合計で470億ドル規模となっている。しかし、これらすべての銘柄が直近24時間および7日間のチャートで下落している。

ドージコイン(DOGE)、シバイヌ(SHIB)、ペペ(PEPE)といった代表的なミームコインは、いずれも週足で13〜22%の下落を記録した。さらに、ボンク(BONK)やフロキ(FLOKI)などの上位銘柄も過去1週間で20%以上値を下げている。

また、トランプ大統領の公式ミームコインTRUMPも影響を受け、1週間で20%下落した。

Source: CoinMarketCap

他の仮想通貨セクターには回復の兆しも

ミームコインが依然として調整局面にある一方で、他の仮想通貨セクターでは回復の兆しが早くも見られている。

急落の翌日には非代替性トークン(NFT)市場が反発に転じた。市場全体の下落局面でNFTの総価値は20%減少し、約12億ドルが失われたが、翌日にはその半分近くを取り戻した。

さらに、仮想通貨の上場投資信託(ETF)にも資金が戻り始めている。火曜日には、米国のビットコインETFに1億200万ドル、イーサリアムETFに2億3600万ドルの純流入があった。

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