ミームコイン市場は7月に入り急速に拡大し、トークンの時価総額は木曜日時点で720億ドルに達した。これは6月末時点の550億ドルから29%の上昇となる。
コインマーケットキャップのデータによると、7月に入ってからミームコインの取引高は前月を上回っており、木曜日には24時間の取引高が180億ドルを超えてピークに達した。過去30日間で2番目に多かった取引高は、土曜日の170.9億ドルだった。
主要なミームコインであるドージコイン(DOGE)、シバイヌ(SHIB)、ペペ(PEPE)は、過去7日間でいずれも顕著な上昇を示している。
なかでも今週最も値上がりしたのは、フロキ(FLOKI)が45%上昇、パジー・ペンギンズ(PENGU)が58%上昇、そしてボンク(BONK)は72%の上昇で最大の上昇幅を記録した。
LetsBonkの台頭
ボンクの爆発的な上昇は、ボンクが支援するソラナベースのミームコインローンチパッド「LetsBonk」の人気上昇に起因している。
7月7日、LetsBonkは24時間取引高でライバルであるPump.funを上回り、ソラナベースのローンチパッドランキングを一変させた。
より最近のDefiLlamaのデータでは、過去7日間におけるLetsBonkのプロトコル収益は825万ドルに達し、Pump.funの491万ドルを大きく上回った。
分散型取引所(DEX)アグリゲーターであるジュピターのデータによれば、過去24時間の市場シェアはLetsBonkが51.9%、Pump.funが39.5%となっている。取引高ではLetsBonkが8億3800万ドルを記録し、Pump.funの6億3800万ドルを上回った。
一方で、Pump.funは依然として他の面で優位を保っている。DefiLlamaのデータによれば、同プラットフォームは過去30日間のプロトコル収益で依然トップを維持しており、累計で約2900万ドルを稼いでいる。
また、ジュピターのデータでは、24時間あたりのトレーダー数においてもPump.funが優位を保っており、Pump.funは41万3000人、LetsBonkは27万5000人であった。流動性でもPump.funはLetsBonkの約10倍で、前者が5億1000万ドル、後者は5300万ドルである。
イーサリアムの上昇がミームコイン市場にも波及
ソラナベースの活動がミームコイン市場全体の上昇を後押ししている一方、イーサリアムの価格上昇も市場の追い風になっているとみられる。
執筆時点でイーサリアム(ETH)は3400ドルを超えて取引されており、過去1週間で22%以上上昇している。
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