仮想通貨リブラの米議会公聴会終了 フェイスブック批判派議員の懸念は払しょくできず【ニュース】

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOを召喚した議会公聴会が終了したが、米議員の仮想通貨リブラに対する懸念を解消できなかったようだ。

公聴会終了後、米下院金融サービス委員会の委員長であるウォーターズ議員(民主党)は、コインテレグラフに対して「私は現時点でもリブラをまったく支持していない」と語った。ウォーターズ議員は、米議会の中でもフェイスブック批判の急先鋒の一人だ。

「現時点で、私はリブラの支持者ではない。それ(リブラ)が何であるのかわからなかったし、(ザッカーバーグCEOの)説明でが適切だったとも思わなかった。

さらにウォーターズ議員は「彼(ザッカーバーグCEO)が、この巨大なプロジェクト、このビッグアイデアを推進するべきだとは思わない。実際に多くの懸念事項が解決されていないままだ」と語った。

一方で、下院金融サービス委員会の中では、米国が金融イノベーションでグローバルリーダーの地位を喪失する可能性を懸念する声もある。

パトリック・マクヘンリー議員は公聴会で「いまは米国のイノベーションにとって試練の時だ」と発言。公聴会の中でザッカーバーグCEOは、中国のデジタル人民元のカウンターとしてリブラが重要だと強調した。またザッカーバーグ氏は公聴会の中で次のように述べている。

「金融業界は停滞している。必要なイノベーションをサポートするデジタル金融アーキテクチャが存在しない。…リブラが機能するかどうかわからないが、新しいことに挑戦することが必要だと信じている」

ウォーターズ議員は公聴会後、イノベーションは支持しているとしつつも、潜在的に膨大な富を管理することになるリブラ協会を政府が認める前に、プロジェクトが何であり、どのように機能するのかをまずは知る必要があると強調した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版