米国の仮想通貨取引所クラーケンのOTC(店頭)取引部門トップを務めるネルソン・ミニアー氏は、ビットコインを安全資産とみなすのは早すぎるという考えを明かした。22日にナスダックのトレードトークスのインタビューに答えた。
ビットコインが金(ゴールド)と同じように安全資産として機能するという考えには賛否両論出ている。米中貿易戦争や香港デモ、世界経済の低迷などに対するリスク回避の手段としてビットコインが機能していると連日メディアで報道されてきたが、最近ではこの説を懐疑的に見るアナリストも出てきている。
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同氏は、ボラティリティ(変動幅)が高いことからビットコインを安全資産と呼ぶのは時期尚早と発言した。
ただ、同氏は、今後は安全資産のように機能するだろうと予想。ポートフォリオを管理する人々が徐々に業界に入ってきている他、マーケットが不安定な時にビットコインが上昇したケースもあったと指摘し、リスク資産としてトレードされていた以前とは状況が変わってきていると述べた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版