インドの警察は、昨年1月に仮想通貨投資詐欺で運営を停止したビットコネクトのプロモーターが関与する別の詐欺スキーム「リーガルコイン(Regal Coin)」を突き止めた。同国メディアのタイムズオブインディアが6月3日に報じた

インド・グジャラート州の犯罪捜査署(CID)によると、「ビットコネクト」のリーダー格で2018年8月に逮捕されたディビエッシュ・ダージ(Divyesh Darji)は、詐欺スキーム「リーガルコイン(Regal Coin)」に投資するよう人々を勧誘していた。5000%のリターンがあるとうたっており、詐欺被害額は推定数千万ルピー(1ルピー=約1.56円)に上るとされる。

ダージは、2017年にリーガルコインの提供を開始。各リーガルコインに対し、2ドルの投資につき100ドル得られるとだまし、投資家らにリーガルコインの購入を持ち掛けていた。99日間で元本金を得られ、ロボット操作による取引利益で11日毎に1%から1.6%のボーナスも元本金への利子として得られると約束していた。

今回の詐欺は、同州スーラト在住のビシャル・サバリアと名乗る人物がリーガルコイン詐欺で約2万6783ドル(約290万円)を損失したとCIDに報告して発覚。警察によると、現在身柄を確保されているのはダージの共犯者であるラムダヤル・プロヒットのみ。ダージ自身は1カ月前に保釈され、その後逃走中だという。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版