シンガポールで7日、8日の2日間、リップル社主催のカンファレンス「SWELL」が開催される。

SWELLの出席者には、前インド中央銀行総裁のラジャン氏や、米送金大手でリップルと戦略的提携を結んでいるマネーグラムのホームズCEOらが出席する予定だ。

コインフィールドのボブ・ラスCEOは、コインテレグラフ日本版の取材の中で、SWELLでサプライズが予定されているのではないかと語っていた

「今年のSWELLはリップル社にとって、ゲームチェーンジャー(試合の流れを変える一手)になり、ワクワクするようなパートナーが発表されるだろう」

実際、マネーグラムのホームズCEOは先週の決算説明会の中で、年末までに新しい通貨コリドーを追加する方針や、リップルとの新しいプロジェクトを示唆する発言をしていた。SWELLでより具体的な構想が浮上するかもしれない。

またリップルの投資部門Xpiringは、XRPのユースケースを増やすため、積極的な投資を進めている。

スマートコントラクト決済を導入するためフレア・ネットワークスに投資をしたばかり。また最近には、XRP基盤のDeFi(分散型アプリ)開発に向けた決済サービスのロゴス買収や、仮想通貨ウォレットBRDへの出資など、投資案件が相次いでいる。

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過去のSWELL前後のXRP価格は?

2018年のSWELLは10月1~2日に開催された。サンタンデール銀行といった金融機関幹部のほか、元米大統領のクリントン氏が登壇したことで注目を集めた。

XRPの価格は、SWELLへの期待感から開催前の9月21日に0.76ドルまで上昇。SWELL開催の10月1日には0.6ドル前後で推移していた。しかしSWELL終了後には価格を下げ、0.55ドルまで下落。その後も価格は徐々に下落し、10月末時点では0.44ドルとなった。

出典:Coin360 2018年9月1日〜2018年10月31日

2017年には10月16~18日にカナダのトロントで開催。元FRB議長のベン・バーナンキ氏や、ワールドワイドウェブ(WWW)の考案者であるティム・バーナーズ=リー氏が登壇した。

SWELL開催前の9月16日時点では0.18ドルだったが、SWELLに向け徐々に上昇していき、SWELL当日には0.28ドルまで上昇した。ただSWELL期間中から価格は下落に転じ、18日には0.21ドルまで下落した。

(出典:Coin360 2017年9月16日〜2017年11月16日)

過去2回の事例では、SWELLの開催前に期待感からXRPが上昇するが、SWELL後に価格が下落する傾向があるようだ。

アナリストのルーク・マーティン氏は、カンファレンスが終わると売られる傾向があると指摘。10月25 日時点で既にSWELL主導の上昇は終わったとコメントし、今後、価格が大幅に上昇するのは次のSWELLの時だろうとツイートしている

テクニカル的には「BTCより強い」

「XRPは(テクニカル的に)ビットコインやライトコインといったライバルよりも強い状態にある」

テクニカルアナリストのアレッシオ・ラスターニ氏は、過去数週間、XRPは堅実に上昇している点を分析し、このように語った

XRP/BTCで見ると、「おそらく、潜在的なボトムに達した」と分析。RSIが強気のダイバージェンスとなったことから、今後の価格動向にポジティブな評価を下している。

(出典:Alessio Rastani ”Has This Crypto Started an Uptrend Before Bitcoin?”)

またXRP/USDTでは、ダブルボトムのパターンを形成していると。ダブルボトムが形成されれば、非常に強気のサインだとしている。

ただボトムが形成されたと言い切るのは時期尚早との見方だ。まだ不確実性があるとも注意している。

0.32ドル近辺にあるレジスタンスを突破することができれば、ボトムが形成されたと言えるだろうとの考えを示した。これが実現すれば、XRPの上昇トレンドがはっきりするとの見方だ。