11日〜17日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比264,999円(1.50%)安の1734万5001円と反落した。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待から1カ月ぶりに1800万円に乗せた先週のBTC円だったが、14日の7月米卸売物価指数(PPI)が大幅に上振れたことで上げ幅を完全に吐き出し、1750万円まで下落した。翌15日には、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が下窓を閉じたことで、弱々しくも戻りを試したが、米輸入物価の上昇を受けた金利の上昇や、円高が相場の重石となり、1720万円台まで水準を下げた。
尤も、ドル建てBTC相場は、一目均衡表の雲上限やボリンジャーバンドのセンターラインに支えられ下げ渋り、週末に入ると円建てでも値固めの様相を呈した。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。