米商品先物取引委員会(CFTC)のヒース・ターバート委員長は、イーサ(ETH)の先物取引が近いうちに実現するとの見通しを示した。1月30日のブルームバーグとのインタビューの中でターバート氏が語った。

ターバート氏は、ビットコイン(BTC)とETHがCFTCの管轄であると明言。その上で、ターバート氏は「ETH先物が間もなく登場するだろう」と語った。

「現在、ビットコインとイーサの2つの最大のデジタル資産が、我々の管轄内にある。…ビットコイン先物につては現金決済と現物引き渡しの両方が実現した。私の推測では、ETH先物も間もなく登場するだろう」

ターバート氏は昨年10月に「ETHは商品である」と発言。ETHのデリバティブが近い将来にCFTCから承認されるかもしれないとの見方を示していた

ETH先物については、2018年にシカゴオプション取引所(CBOE)が取り扱いを検討しているとの報道が出ていたほか、2019年1月にはレジャーXがCFTCの認可待ちであると述べていた

今回のターバート氏の発言で、ETH先物承認がCFTC内部で具体的に検討され始めていることを示唆するものかもしれない。

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