米国人の仮想通貨保有者の12%近くが長期投資家だという。米国の仮想通貨取引所フォビ(Huobi.com)を運営するHBUSが5月13日にコインテレグラフに共有した調査結果で明らかになった。

調査は今年3月から4月にかけて1067人の米国人を対象に実施された。調査結果によると、年間収入9万9000ドル(約1100万円)以上の層の19.58%が仮想通貨を積極的に保有していることがわかった。その中でも年間収入が12万5000ドル(約1400万円)から14万9000ドル(約1600万円)の層が仮想通貨に積極的に投資している

また仮想通貨への投資経験があるとした回答者は2018年の8%から2019年には20%に増加。さらに74.32%が仮想通貨を認識しており、60%以上が友人の勧めで取引所を選んだと回答している。

仮想通貨の社会実装への課題で上位に挙げられたのは、「理解と教育の欠如」、「セキュリティへの懸念」、「全体的な不信」だった。一方、仮想通貨を保有する主な理由としては、「技術的な可能性」、「プライバシーの確約」、「セキュリティ」が挙げられた。

米国の金融大手フィデリティが今月公表した調査によると、機関投資家の22%が仮想通貨を保有している。

また4月末に公開された投資顧問企業スタッグウェル・グループの「ハリス・ポール(ハリス世論調査)」の調査によると、米国全体の11%がビットコインを保有しているという。


翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。

編集 コインテレグラフ日本版