香港でライセンス取得済み仮想通貨取引所を運営するハッシュキー・グループが、香港での新規株式公開(IPO)を申請したと報じられた。
ブルームバーグの報道によると、ハッシュキー・グループは2025年内の香港上場を目指しており、最大5億ドル規模の資金調達を目指しているという。
コインゲッコーのデータによれば、ハッシュキーは24時間取引高が約1億1700万ドルに達しており、香港最大のライセンス取得済み仮想通貨取引所として知られている。
その人気の高まりとともに、同社を騙る詐欺サイトも増加している。1月の報道によると、香港証券先物委員会(SFC)は、ハッシュキーになりすました33の疑わしいウェブサイトを警告リストに追加し、これまでに確認された偽サイトの総数は45件に上った。ハッシュキーはこれらのサイトとは一切関係がないことを明言している。
取引所にとどまらないハッシュキーの事業拡大
ハッシュキーは取引所事業にとどまらず、デジタル資産運用ビジネスにも積極的に進出している。
2025年9月には、5億ドル規模のデジタル資産トレジャリーファンドを立ち上げ、同社CEOは「規律ある暗号資産運用体制を持つ企業だけが、あらゆる市場を生き抜ける」と述べた。
また、2025年4月には、イーサリアム(ETH)ステーキングを含むステーキングサービスの提供について香港当局の承認を取得しており、今後は現物ETF向けのETHステーキングサービス提供を目指している。
ハッシュキーは2025年2月中旬に、中国のベンチャーキャピタルであるガオロン・ベンチャーズ(高榕創投)から15億ドルの評価額で3000万ドルを調達している。
これに先立ち、24年1月中旬には評価額10億ドルを超える「ユニコーン企業」となり、事前評価額12億ドル超の資金調達ラウンドで約1億ドルを調達している。
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