仮想通貨取引プラットフォームeToroのシニアマーケティングマネージャーであるブラッド・マイケルソン氏が収集したデータによると、2017年12月の強気相場におけるビットコインのグローバルな検索ボリュームは、2020年11月よりも少なかった。
マイケルソン氏は、SEOデータプロバイダーのSEMrushを引用して、2020円11月のビットコインのグローバル月間検索ボリュームが890万を占めたと指摘している。これは、2017年12月に記録された検索ボリューム250万よりも356%も増えているという。
マイケルソン氏は、SEMrushとグーグルトレンドとの間に大きな矛盾があるとも指摘している。グーグルトレンドのデータでは、17年12月のビットコインの月間グローバルボリュームが20年11月に見られたものよりも多くなっている。
グーグルトレンドのデータによると、ビットコインのこれまでの検索ボリュームはビットコインが過去最高値の2万ドルを記録した17年12月からは程遠いものだ。現在のビットコインの検索ボリュームは当時の5分の1ほどしかない。

マイケルソン氏は、グーグルトレンドが関連するキーワードを含む結果を除いて、1つのキーワードの結果のみをカウントする点が、この違いを生み出していると指摘する。
「グーグルトレンドでは”bitcoin”を検索すると、そのキーワードの結果のみが表示される。そのデータは、ビットコインに関連するほかのすべての関連キーワードや検索用語を除外している。そのためSEMrushのデータの方がはるかに高い数字となっている」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン