ドイツ2位の証券取引所とソラリスバンクが提携、仮想通貨取引所を開設へ

独ソラリスバンクとシュトゥットガルト証券取引所は12日、仮想通貨取引所のインフラを共同開発すると発表した弱気相場が続いているが、既存の金融大手による仮想通貨業界への参入意欲は衰えていないようだ。

記事によると、両社が共同で立ち上げる仮想通貨取引所は「19年上半期に開設する見通し」。個人投資家と機関投資家向けにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を取り扱う予定だという。ソラリスバンクのローランド・フォルツCEOは、「法定通貨と仮想通貨の両方が流通する金融業界を見通す上で基礎的な役割を果たすだろう」と述べた。

シュトゥットガルト証券取引所が8月にICOプラットフォームを発表。「このICOプラットフォームに導入されるトークンは流通市場でも取引できる」とし、ICO成功の重要な要素になると話していた。

流通市場とは、既に発行されている債券や株式などの有価証券の取引を行う市場。証券を扱う市場は、機能面から「発行市場(primary market)」と「流通市場(secondary market)」の二つに分類される。発行市場は資金調達を目的に発行された証券を、発行元から投資家へ第一次取得される市場。流通市場は、第一次取得された証券が転々と取引される市場。

今回のプロジェクトは、ソラリスバンクがブロックチェーン企業の顧客向けに特別銀行口座を提供する「ブロックチェーン・ファクトリー」の一環として取り組まれる。

シュトゥットガルト証券取引所は、1860年設立で、ドイツ第2位、ヨーロッパでは第9位の規模を誇る取引所。今年5月には手数料無料の仮想通貨取引アプリをリリースするとの発表もあった。一方のソラリスバンクは2015年設立のドイツのフィンテック企業で、銀行業の営業免許を取得し、複数銀行のAPIを活用し銀行サービスのプラットフォーム(Banking as a Platform)を提供している。