ドイツのメルケル内閣は16日、ブロックチェーン戦略の一環として、ブロックチェーンを使ったデジタル証券を導入すための新たな法案を可決した。ロイター通信が16日に報じた。

これまでドイツの法律では証券の発行者と保有者は、紙でしか取扱えなかったが、この規制を緩和する。

ドイツのオラフ・シュルツ財務相は「紙の証券はノスタルジックな理由で大切になるだろう。しかし将来的には電子証券に取って代わられる」と述べた。電子証券はコストと管理負担を軽減することになると強調した。

ドイツ財務省と金融監視機構であるBaFinは主要先進国の中でもセキュリティ・トークンへの取り組みで先頭を走っていることで知られる。また、SBIグループが出資するドイツ第2位の証券取引所ベールゼ・シュトゥットガルト・デジタル取引所(BSDEX)などがセキュリティトークンの取り扱いを計画しているなど、民間での動きも活発化している。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン