Eスポーツやゲーム、インタラクティブメディアに投資するベンチャーキャピタルであるBitkraftベンチャーズは、ブロックチェーンゲームやデジタルエンターテイメントに投資するための7500万ドルのファンドを立ち上げた

このファンドは「ステージにとらわれない」戦略を採用するという。つまりあらゆる開発段階の新興企業に資金を提供する。株式投資とは別に、仮想通貨や非代替性トークン(NFT)にも投資する。

Bitkraftは2021年6月に米証券取引委員会(SEC)から投資顧問登録を受けている

新しいトークンファンドは、仮想通貨調査企業デルフィデジタルの投資部門の創設パートナーであるピアーズ・キックス氏が主導している。キックス氏は今年はじめにBitkraftに加わり、仮想通貨やNFT分野を担当している。

Bitkraftのファンドは、Yield Guild Gamer(YGG)やImmutable、Alethea AIなど、既に6つのプロジェクトへの投資を完了しているという。YGGとAletheaはどちらもトークン投資であるという。

ファンドは主にイーサリアムブロックチェーン上に構築されたスタートアップに投資してきたが、「私たちはチェーンにとらわれないアプローチを採用し、ケースバイケースで各プロジェクトを評価する」とキックス氏はコインテレグラフに語る。「ソラナでいくつかのエキサイティングな活動が出始めており、そのエコシステムのゲームプロジェクトを注意深くみていく予定だ」。

Bitkraftの創業者であるジェンズ・ヒルガ―ス氏によると、このファンドは2022年末までにさらに25社に投資する予定だという。Bitkraftは10月1日現在、5億4000万ドルを超える資産を運用している。欧米やアジアで60社以上の企業に投資している。