米仮想通貨資産マネジメントのモルガン・クリーク・デジタル創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏(通称ポンプ)が、3日に金融庁の遠藤俊英長官らと面会した写真を掲載し、「金融庁はビットコインとライトニングネットワークの強力な支持者だ」とツイートした。

ポンプは、フィンテックの活用をテーマにした国際イベント「FIN/SUMフィンサム2019」のため東京を訪れている。

ポンプは会場内で遠藤長官らと面会。金融庁について「公平にみて、はっきりとした規制の枠組みを持っている」と評価し、次のように続けた。

彼らはビットコインとライトニングネットワークが成功するところを見たい。とりわけ彼らは私にオープンネットワークが勝つだろうと話した。そして彼らは、技術の両面で普及を推進する世界のリーダーになりたいと語った」

ライトニングネットワークは、ビットコインのスケーラビリティー(利用者増に対する適応能力)の問題を解決するために開発中の技術。取引スピードの改善や手数料削減、マイクロペイメント(小額決済)を可能にすることを目指している。

ポンプは、ビットコイン強気派。「Long Bitcoin, Short the bankers(ビットコイン買いで、銀行員は売り)」は彼の決め台詞として知られている。

7月にはビットコインが2021年末までに10万ドルに到達すると予測していた

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一方、金融庁の遠藤長官は、去年8月、仮想通貨業界を過度に抑制するつもりはないと発言していた

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