フランスの金融市場庁(AMF)は、EU内でのセキュリティ・トークンの影響を調査する目的で、規制サンドボックスを検討している。AMFが3月6日に発表した。

AMFは、欧州の「デジタル研究所(Digital Lab)」規制サンドボックスを提案した。現地の規制当局が証券決済関連の要件を免除される。こういった対策が、セキュリティ・トークン市場インフラの発展に貢献し、安全な法環境へとつながるだろうと期待するとしている。

免除が認められるのは、受益者が主要な金融規制原則に適合するという条件で、より強化された監視の対象となる。今回の提案は、セキュリティ・トークン・オファリング(STO)の調査とブロックチェーン基盤金融商品のより広範囲におよぶコンセプトを目的としている。

AMFは、欧州と国家規制当局は、セキュリティ・トークンの発展は回避できないと指摘する。そういったデジタル資産への関わりを望む資産管理者らは、規制当局に承認を申請する必要があるとしている。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン