ブロックチェーンを活用した分散型コンピューティング開発企業のブロックスタック(Blockstack)は、米証券取引委員会(SEC)が承認した初のICOで、2300万ドル(約24億円)の調達に成功した。ブロックスタックが10日に発表した。
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ブロックスタックの共同創業者であるアリCEOによれば、ブロックスタックのトークンオファリングには4500以上の個人や組織が参加した。
米国の個人投資家が初めて、SECによって認定されたトークンオファリングに参加することができた。2019年のトークンオファリングには、4500を超える個人と団体が参加した。
投資参加者の中には、著名ベンチャーキャピタルのユニオンスクエアベンチャーズやアーリントンキャピタル、日本のリクルートホールディングスが含まれるという。
ブロックスタックは、今回調達した資金をもとに、分散型コンピューティングの開発を進める予定だ。またマーケティングやユーザーサポートなどにも取り組んでいくとしている。
アジア市場に照準
またアリCEOは、アジアから戦略的な投資家を引き付けることが今後の重要な目標になると述べている。
「私たちは、SECへの提出書類で既に開示したように、別の私募もしくは、SEC承認のオファリングで割り当てる追加の500万ドル以上について、海外の投資家と話し合っている。この追加分のターゲットは、アジアでのコミュニティとネットワークの成長を継続することだ」
日本ではリクルートと提携
リクルートは8月、ブロックスタックへの出資を発表している。
ブロックスタックは従来のパスワードベースの認証よりも、機密保護性能に優れた公開鍵暗号を用いた認証方式を提供しており、「データ漏洩やプライバシー保護に関する優れた仕組み」だとリクルートが評価した。
ブロックスタックの発表によれば、「リクルートが運営する様々なクラウド分野でブロックスタックのユースケースを検討する」という。またリクルートは「日本でこの技術の認知度を高める」ことを目標にすると表明。ブロックスタックのエコシステムの成長を加速させるため、開発拡大に向けたサポートをしていくとしている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版